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プレミアリーグ第25節・トットナムホットスパーvニューカッスルユナイテッド
この日のロンドンは、朝から寒い一日。午前中から市内をうろうろして、バスでスタジアムに着いたのが午後3時過ぎ。ホワイトハートレーン周辺にも、日陰の場所には雪が溶けずに残っている。寒いなかサッカー場の外周を歩いて一周し、スタジアムの外観の写真を撮ってまわった。その後はオフィシャルショップでレプリカシャツを買い、屋台のスタンドで買った紅茶を飲んでから開門と同時にスタンドに駆け込んだ。

英国はたびたび訪れているものの、プレミアリーグの試合を見るのは9シーズンぶり。イングランドでサッカーを見るのも7年ぶりだ。プレミアと下部リーグとではプレーのクオリティに巧拙の違いはあるが、イングランドはどこのサッカー場もオーディエンスの雰囲気が素晴らしい。久しぶりにそのイングランドサッカーの雰囲気を体感できる機会を楽しみにしていた。しかも今回見る試合はプレミアリーグの3位と5位のチームの対戦(その時点で)。もともと下部リーグを見に行くことが多いので、私が行く試合ではないくらいの好カードを見る機会に恵まれた。

試合開始は現地時間の午後5:30。昼間は晴れていたが、徐々に気温が下がってくる。おそらくキックオフの時点で、気温はせいぜい2℃か3℃くらいだろう。真冬のドイツやオランダで何日も連続してサッカー観戦した経験があるから、それを思えば寒いとも思えない。そしてホワイトハートレーンは、ハイバリーやイーウッドパークのようにスタンドが少しせまいので、人が密集している試合中はそれほど寒さを感じなかった。キックオフの30分ほど前に選手がピッチに現れてアップをおこない、その頃はガラガラだったスタンドも試合開始直前にはほぼ満員となり、やがて試合が開始された。

試合が始まるときには、“♪Come on, Spurs~,come on Spurs・・・”の大歓声。この試合を見に行くにあたって、テレビでスパーズの試合は何度もチェックしたが、実際に観衆の声が反響するのを聞いて感激した。その感慨に浸る間もなく、キックオフから5分足らずでスパーズが先制する。右サイドをワンツーで崩してグランダーのクロスを入れると、これを反対サイドまで転がったところを#32が走りこんで左足で押し込んだ。さらにその2分後にも、右サイドからのクロスを#15がワンバウンドのボレーで決めて2-0とあっという間にリードを広げた。

日本では2点差がつけばどこか間延びした試合になるものだが、観衆が更なるゴールを求めて歓声や歌声を上げ、選手もそれに呼応する。前半はほぼ一方的にスパーズが押し込んで攻めつづけ、ゴール前で混戦となったところに走りこんできた#15が3点目を、さらに#21が左足で4点目を決めて、4-0とリードしてハーフタイムを迎えた。後半にも#10がゴールを決めて、最終スコアは5-0でタイムアップとなった。90分間を通してスタンドは素晴らしい雰囲気で、この日の試合を見に来た観衆のほとんどは満足して家路に着いたことだろう。

全体的な印象としては、試合が途切れることが少なく、速い展開が連続する印象の試合だった。そもそもプレミアでは、これくらいのスピードで試合が展開されるのが当たり前なのだろうが。選手どうしの距離が無駄に離れることがなく、個々のプレーには見ていて分かる意図がある。2点差がついたとしても、スタンドの人民がゴールを求めれば、その要求にプレーで応える。ホームとゲストの区分けが明確で、地元チームはSBのみならず全体が前がかりになって、7~8人でゴールを求める精神のもとにプレーしている。サッカーは点を取るスポーツなのだと、改めて感じさせられた。選手には敬服する。

個々の選手のことで言うと、フリーデルは米国代表なので“♪Playing from the USA~”(ボーン・イン・ザ・U.S.Aのパクリ)という歌詞のチャントだったことに笑えた。その他、サハやアデバヨールにもチャントがあった(歌詞はよく分からない)。プレーの面では、パスを出せてボールを保持できる#8と#14が中盤にいることが、トットナムには大きいように思えた。そしてハーフタイムに、シェリンガムがピッチに現れたときの歓声がいちばん大きかったような気がする。今回はプレミアリーグの上位チームどうしの試合を見る機会に恵まれたが、どことなく私らしくなかったように思えるので、次に英国へ行く機会があればもう少しすそ野に位置する試合を見たいと思う。(観衆36176人)

# by akira-takeuchi | 2012-03-11 00:47 | サッカー | Comments(0)
谷村有美おでかけツアー2011
長年支援している谷村有美が大阪のなんばHatchでコンサートをおこなうと聞いたので、一般発売初日にチケットをゲットして、会場に出向いてきた。しかし会場に着いてみて、当日券が余っていることに驚いた。彼女のブログにそんな旨のことが記されていたから、あらかじめある程度は分かっていたが、その現実を目の当たりにしてファンとして一抹の寂しさを禁じえなかった。今回は一人で見に行くことになっていたから、敢えてファンクラブでチケットの申し込みをしなかったが、一般発売初日で8列目の席を割り当てられたので、おおよそのチケット需要は想像できていたが。

ライブの構成は最近のとそれほど変わらずピアノ中心で、いつもより雑談(MCというべきか)やメール紹介が少なかったように思った。そうは言っても、谷村有美が珍しく(?)MCで配偶者のことを語っていて笑えた。どの家庭にも、それぞれに事情というものが存在するのだと改めて認識できてよかった。配偶者との折り合いをつけるのに苦労しているのは、私だけではないのだと。

それはさておき、今回の私の席は両隣の客がいずれも一人で来ている男子のように見受けられた。そのうち左側の男子が著しくリズム感の悪い輩で、曲のたびに手拍子のリズムが狂わされるのには往生した。いろいろなアーチストのライブに足を運んでいるが、こういうことは滅多にない。いずれにしても、両隣があの類の男子だと、妻を連れて行っていたら何と言っていたかが想像できて失笑してしまった(敢えてこれ以上具体的には言及しないが)。

ライブの途中にメールで紹介された方の中にも同じことを考えていた人がいたようだが、実は私は1月生まれ。年明けの1月に谷村有美のライブに参加したのは、記憶にあるかぎり15年くらい前の一度だけ。それ以外は、だいたい夏から秋にかけてが多かったはず。そんなわけでこの千載一遇のチャンスを逃すまいと、最初から機を見て名前を伝えてHappy birthdayの歌を歌ってもらうつもりだった。タイミングを見計らっていたのだが、だいたい希望者が全員で尽くしたところで手を挙げた。名前を伝えるときの私の声、ステージまでかなり響いていたみたいだね。谷村有美が“立派な声でありがとう!”と言っていたから。あの大きさのホールなら、地声で声を反響させる自信はあったけどね(笑)。

そして私が書いたメールを、一部谷村有美が紹介してくれた。ところが、よくしゃべるはずの谷村有美が、あまりにプライベート過ぎると言って途中の部分を飛ばして読んでいた。その様子を見て、自分の置かれている現在地を初めて認識することができた。そうか、我々はそれほどまでに特殊な状況に置かれていたのかと。残念ながら普段の生活で相談する相手がいないため、谷村有美にしか伝えたことのない話なのだが。それでも有美さんは壇上でいい報告を待っていますと言ってくれたので、将来いい報告のできる日が来ると信じて祈っていたいと思う。有美さん、ありがとう。
# by akira-takeuchi | 2012-01-14 16:04 | コンサート・絵画ほか | Comments(0)
第1828回アタック25(11月10日収録)
このブログでは現場で見たスポーツについて語ることにしているのだが、今回ちょっと異なるものを現場で見てきた。無事にオンエアーも終わったことなので、スタジオで見てきたことを観戦記風に書いてみたいと思う。実は知り合いがこの番組に出場することになり、応援をしに行くことになった。数年前に新装されたテレビ朝日の建物に行くのは初めて。スタジオに入るまで屋外で待たされたのだが、風邪気味だったので少しつらかった。

スタジオでは収録前に簡単なリハーサルをやり、クイズに答えてパネルを取る練習をするのだが、このときにちょっと気がかりなことがあった。事前に対策会をしていたが、集まったメンバーがこの番組に詳しい人ばかりだったので、パネルの取り方はセオリーにのっとった埋め方しかしていなかった。しかしリハーサルで指定されるパネルを見てみると、どうやらあまりセオリーを分かっていない解答者がいるようだ。26問の中で必ず一度はセオリー通りではない展開になるのではないかと、クイズ以外の不確定要素が気になりはじめた。いずれにせよ、今日は久しぶりのスタジオでの応援。楽しませてもらおうと思った。

ゲームは序盤から青が答えつづける。考え方はいろいろあるだろうが、新見南吉を答えて12番に入ったところで、青は答えられる問題はすべて押していく腹積もりなのだと思った。パネルのめぐりがいい展開になり、すんなりと1番の最初の角に入る。いずれにしても、リアルスティールもポインセチアも事前の準備どおり。追い風が吹いているうちに、左上の1番から徐々に青の枚数を増やしていきたいと思った。その後9番に白が入り、5番に赤が入る。ふつうの展開なら、あの状況は6番と7番が埋まるはずなんだけどな。5番の角がこのような形で赤に埋まるとは思っていなかった。

最初の10問は青が圧倒的に答えたが、ペトリ皿の誤答のあたりから徐々に展開が変わりはじめる。赤と緑が枚数を増やしてきたのだ。そういえば、実際にはお立ちの人がいたはずなのに、別の角度からの映像をうまく差し込んで編集し、解答者が正解するところだけを放送している。実際の収録とオンエアーの映像がまったく別物だってことは、自分が出場したときに思い知らされているけど(笑)。

そしてアドベントカレンダーを正解した緑が、22番のパネルを指定する。さすがにこのときは、司会の浦川アナも21番に入れたのではないかと指摘していた。これは青にとって頂き物のチャンス。これで青は21番の角を狙えるぞ・・・と思った矢先、次の問題の解答権を獲得。ところがここで誤答してしまう。たしかにFIFAの本部(チューリッヒ)とIOCの本部(ローザンヌ)は、昔からよく自分も間違えてるけど。そしてこの青の誤答に助けられた感もあったが、その直後の問題に答えて21番の角を埋めてしまうあたり、緑は勝負強いしただ者ではないと思った。

ゲームの中盤からは赤と緑の枚数が増え、アタックチャンス前の問題になる。ここで小雪と答えた緑は、しばし逡巡したあとで6番のパネルを指定する。オンエアーでは放送されないが(当然)、実はこのときスタジオのパネル上では緑が16番に入って12番と8番が緑に変わったのだ(スタッフのミステイク)。改めて6番とコールするところから撮りなおして、緑は6番に入り12番が緑に変わった。ここの場面で緑は16番に入るほうが枚数も増えるし、21番の角にくっつけて取ることができるので正着だと思ったが。

そしてここで緑が6番に入ったため、次に答えた解答者は4人とも16番を埋める展開が容易に予想できた。赤、緑、白は、アタックチャンスで正解したら16番に入って、空けるパネルは1番。リードがそれほど大きくないにもかかわらず、たったの1問で青は一気にパネル上で不利な状況に陥らされた。もし青がアタックチャンスに正解したら、16番を埋めて空けるパネルは22番。もしアタックチャンスに正解できず1番を空けられたとしても、青は次の問題で正解すれば1番を埋めなおすことができるのが救いだ。つまり2問のうち1問を答えれば、青の生命線ともいえる1番から3番までのラインを死守できる。

そしてアタックチャンスを迎えるのだが、放送されていないが3人が誤答する。4問目のアタックチャンスで赤が正解して、案の定16番に入り1番を空けた。ここまではある程度は想定内だし、ここからが本当の勝負。そして次の問題の解答権を取った緑が、渡辺貞夫と答えて1番に入る。これでパネルの状況から青は残り全問を正解しないと勝機はなく、実質的に赤と緑が有利になった。やはりこうしてみるとアタックチャンス以降の6問が重要だし、実力が拮抗していればいるほどアタックチャンスの直前と直後の問題がとりわけ重要だと感じる(個人的な見解だが)。

結局、アタックチャンス以降の6問中3問を正解した赤が、最後の問題でロサンゼルスと答えて逆転勝利。残り1枚となって緑がオムツと答えたときは正解だと思ったが、ダイパーケーキが正解らしい。人生で初めて聞いた言葉だ。緑はアドベントカレンダーなど難しい問題も答えていたし、あの誤答は責められまい。それよりも、緑が立った直後でパイロット(赤)にロサンゼルスの問題を出すなんて、スタッフは赤に勝ってもらいたかったのかな~などと思ってしまった(冗談)。いずれにしても最後の1問まで勝負がもつれて、見る側からすれば楽しいオンエアーだったことは間違いあるまい。スタッフの皆さんと、出場された解答者の皆さん、大変お疲れ様でした。できることなら、私もまたあの解答者席に座ってみたいという思いを強く抱きました。
# by akira-takeuchi | 2011-12-05 02:12 | スポーツその他 | Comments(0)
J2第38節・ファジアーノ岡山v徳島ヴォルティス
今日は朝のうち小雨が降っていたが、寒いのを辛抱してカンスタへ向かった。スタジアムに着いたのはキックオフの30分ほど前だったが、スタンドでいつも陣取るエリアは青い服を着た人で埋め尽くされていた。ガラガラの鳴門の競技場で試合をしていた時代を知る者としては、数千人もの応援が徳島からやってくるとは驚きを禁じえなかった。今日の試合もリーグ戦の1試合なのだが、それが単なる1試合でないことを知った人ばかりがスタンドに集結したようだ。一部の照明が点灯されたなかで、やがて試合が開始された。

前半のキックオフから10分ほどはどことなく動きが固い印象を受けたが、やがて徳島が攻め込みはじめる。先週の試合よりは、全体的に動きが連動していてスムーズに思える。中盤で相手のパスミスを誘い、これを奪って徳島が攻めあがる。しかし徳島が攻め込んで岡山がボールを奪い返すと、今度は岡山も反撃に転じる。どちらがペースを握るというでもなくボールが往来し、そのうちの何度かはシュートに到達するが枠には飛ばない。25分くらいが経過すると、試合が落ち着いてしまって点が入りそうな気配がなくなり、そのまま前半が終了した。

後半になる前に、札幌が2点リードしていると聞いた。徳島の監督さんの前半の所作を見ていると、札幌ドームの経過は逐一情報が入ってきているように思えた。ならば徳島は、ゴールを狙うしかない。後半の開始早々、徳島はペナルティキックのチャンスを得る。しかしこれを狙った#7のキックは、GKとクロスバーに当たってはね返り、今週もまた沈めることができなかった。それでも慌てる必要はない。中盤での保持力でやや優る徳島が、細かいパスをつないで相手ゴール前を目指す。そうか、これが徳島が意図していたサッカーなのか。しかしなかなかシュートまで到ることができない。そんな感じで後半の20分ほどが経過し、展開はほぼ互角になってきた。早く1点が欲しい徳島は徐々に全体的に前がかりになり、全員で押し上げて中盤を省略し、前線へ長いボールを送りはじめる。しかし思っていたほどうまく前線にボールが収まらない。当然、徳島の背後には広大なスペースが存在する。ここを使って岡山がカウンターのチャンスを何度も得る。35分を経過するあたりからは、ボールは往来するが完全に間延びした状態になった。ともに決定機も決定力も欠如したまま90分が経過したが、後半のロスタイムに岡山が1点を決めた直後にタイムアップになった。

試合後のコメントによると、徳島の監督さんは辞任する意向だという。この3年ほど一年ごとに成績を上げていたので残念な思いもあるが、徳重、倉貫、柿谷、津田あたりの主力選手が残るのであれば、来季もいいサッカーを見せてくれるのではないかと思う。何年も前に、数千人しか観衆のいない寒々しい鳴門の競技場で試合を見ていた者としては、いよいよ徳島も年間順位が4位のところまで上がって来たかという印象である。前線にあと少し得点を取れる選手がいれば、来年のJ2で2位以内(6位というべきか)に入る可能性は大いにある。(観衆8833人、主審村上伸次)

# by akira-takeuchi | 2011-12-04 02:31 | サッカー | Comments(0)
J2第37節・徳島ヴォルティスvサガン鳥栖
今年のJ2は残り2節となった段階で、2位から4位までの勝ち点差が3。しかも昨日札幌が勝ったため、2位から4位までが同じ勝ち点で並ぶ混戦になった。得失点差で優位に立つ鳥栖が有利であることに疑いの余地はないが、ここ数試合はやや失速して前節は久しぶりの黒星。対する徳島は地元で札幌に敗れて昇格が遠のいたかに思えたが、難敵の栃木と湘南を連続して敵地で破って再び順位を上げてきた。今日勝っただけでは昇格は決まらないが、ともに勝てばJ1に大きく近づく状況でこの日の試合を迎えた。

試合が終わってみて思うのだが、徳島は選手も観衆もこれほどまでに重圧のかかる中での試合を経験したことがなかったようだ。換言するなら、ちょっと入れ込みすぎたというか。前半の開始から5分間、徳島は前へ前へと圧力をかけたが決めることができなかった。そして徳島が前がかりになったところで鳥栖が右サイドに長いボールを展開し、その折り返しを鳥栖#10が決めて先制した。その直後、徳島#8(?)のスルーパスをエリア内で受けた#18がDFに倒されてPKを得たが、このペナルティキックを#7が失敗したのが流れの上でこたえたように思う。その後は徳島の選手が前がかりになり、中盤が#8だけでスカスカになって逆襲を受けるシーンが多くなった。さらに前半の30分過ぎ、相手ゴール前で得たFKのはね返りを#22が押し込んで鳥栖が0-2とリードを広げた。

後半も徳島はゴールを目指して前へと攻撃をしかけるが、今日の鳥栖は全体的に守備が集中していた(徳島の攻撃が単調だった感は否めないが)。そして後半が10分ほど過ぎた頃、右からのスローインを鳥栖#9が頭で押し込んで0-3となり、実質的にこの追加点で試合の大勢は決した。試合の最終盤に徳島にも惜しいチャンスが何度かあったが、これを鳥栖がしのぎきってタイムアップの笛を聞いた。鳥栖がチャンスを確実に決めていれば、あと3~4点は入っていただろう。

試合に関係ないこととしては、はるばる徳島まであれほど多くの鳥栖サポーターがやって来ていたことには驚かされた。そしてタイムアップの瞬間の、選手や関係者とサポーターの喜びようは尋常ではなかった。実質的にこの試合の勝利でJ1昇格が決まったと、みんな分かっていたのだろう。スタンドでフューチャーズのピンク色の旗が振られているのを見て感慨深く思えた。世界的に見ても素晴らしい鳥栖スタジアム(ベストアメニティスタジアム)で、やっとJ1の試合が開催されることを、スタジアムマニアとして本当に嬉しく思う。鳥栖スタジアム(とサガン鳥栖)の素晴らしさを、ひとりでも多くの日本人に知ってもらいたいものだ。

しかし鳥栖も徳島も、リーグ戦の終盤にきて地元で勝ち点を積み上げられないのはどうしたものかと思う(札幌は別)。直近2試合の徳島のあの勝利は、いったい何だったのかと考えさせられる。しかし残り1節となった今、考え込んでいる時間もなかろう。徳島の最終節は岡山とのビジターゲーム、四国初(発)のJ1を目指し、栃木や湘南を撃破した勢いを思い出して試合に臨んでもらいたいものだ。(観衆は11916人、主審は松尾一)

# by akira-takeuchi | 2011-11-28 00:19 | サッカー | Comments(0)
J1第24節・ベガルタ仙台vモンテディオ山形
正直なところ、みちのくダービーがこれほどまでに凄まじい雰囲気のなかで行われているとは知らなかった。学生時代に仙台に住んでいたことがあり、そういう接点があるから今回この試合を見る機会に恵まれたわけだが、スタジアムが醸成するあの空気に触れる機会のない東北以外の多くのサッカーファンが気の毒に思える。黄色と青に二分されてそれぞれに揺れ続けるスタンドと、絶えることなく続く両チームのサポーターの歌声は、まるでヨーロッパのサッカー場のようだった。

私はおもに西日本で行われる試合を見ているので、数千人単位で仙台までやって来たモンテディオサポーターにも驚いた。あれほど大量の青白のシャツを、サッカー場で見たのは初めてだった。そしてこれだけ大勢のサポーターが一堂に会して、さしたるいざこざもなく試合が開催される日本という国は素晴らしいとつくづく思う。そして試合が終わると、ゴミが残されることもや暴動が起きることもなく、スタンドがそのまま空っぽになって静寂が戻る。試合後のスタジアムで、試合中の非日常なあの空間は何だったのだろうと思った。

両チームのサポーターの応援やスタンドの様子など、全てが世界のどこでも見たことがないほどに素晴らしく、サッカーファンとして恥ずかしい話だが試合中はピッチでのプレーをほとんど見ていなかった。これほどまでに素晴らしい雰囲気のなかで行われる試合が、日本に存在する様子をこの目で実際に見ることができて、この世に生を享けた幸福を感じずにはいられなかった。これまでJ2だからとか宮城スタジアムでの開催だからという理由で、このみちのくダービーを見に来なかった自分を反省した次第である。今ではマンションになり変わったハイバリーで、生まれて初めてサッカー観戦したときの心境を思い出した。

ただ、どうやら試合後に一部のベガルタサポーターが“さよならディオ”の横断幕を掲出してその旨のコールをおこなったようだ。それが試合後に、意味不明のブーイングが聞こえてきた理由だったのね。今からちょうど10年前の2001年シーズン、J2のリーグ戦でベガルタとモンテディオが昇格(=2位)争いをしたことがあったけど、最終節の日にはどっちが東北初のJ1チームになってもいいと思ってた。遠く(岡山)からみちのくを想うってのは、そういうことなのですよ。ベガルタは今季、震災で練習場が使えなくなったときにほかのチームのグランドを間借りしていたわけだし、みんなと仲良くしてくださいね。こんなに素晴らしい雰囲気のみちのくダービーが見られなくなってしまうとすれば、それは日本サッカー界の大きな損失と思えるので。ともかく、このダービーの素晴らしさを、一人でも多くのサッカーファンに知ってもらいたいものだ。

試合について触れておくと、この日の主審は家本政明。また不可解な判定を多発して試合を混乱に陥れるのかと思いきや、2度あったPKの判定とPK蹴りなおし以外に疑問なことがなかった。これは両チームの選手が品行方正にプレーしたからか、はたまた夏場の連戦で選手に疲労が蓄積しており激しいプレーが少なかったからなのか。いずれにせよ、西日本と比べてこの日の仙台は乾燥しており、比較的涼しい気候で行われたため選手の動きは90分を通してよかったと思う。 観衆は19087人、前半に#24のシュートと#10のPKで2点を先制した仙台が、その後の山形の反撃をPKによる1点に抑えて2-1でタイムアップになった。序盤に簡単にリードを奪った仙台に対して、後半の山形はいい形でボールを奪って何度も攻めたが、同点ゴールを陥れることはできなかった。

ちなみに岡山でディオと言うと、スーパーを思い出す人は多いはず。モンテディオのコールを聞いて大黒天物産を思い出していたのは、この日のスタジアムで私だけだったのだろう。

# by akira-takeuchi | 2011-08-31 22:56 | サッカー | Comments(0)
J2第18節・徳島ヴォルティスv湘南ベルマーレ
妻が徳島へ福山雅治のコンサートを見に行くというので、車で連れて行ってきた。アスティとくしまで妻を車から降ろして、コンサートが終わるまでの間は鳴門に戻って学生時代の友人とJ2の試合を見ることにした。徳島の試合を見に行くのは3年ぶり。ここ数年は瀬戸大橋が1000円で渡れたのに、四国へ行かないまま休日千円が終わってしまったことを後悔するばかり。朝から非常に蒸し暑いなか、児島ICから鳴門まではおよそ1時間半の道のりだった。

久しぶりに鳴門のサッカー場を訪れたが、メインスタンド周辺の出店が充実していて驚いたとともに、集客に力を入れようとしている様子をうれしく思った。しかしそれでもヴォルティスの入場者数は4000人前後のことが多いらしく、もう少し多くの地元民が会場に足を運ぶようにするためにはどうしたらよいのだろうと考えさせられた。徳島県自体が必ずしも巨大な自治体ではないので、人口規模を考慮すると難しい面もあるのだとは思うが。

試合は前半に先制ゴールを挙げた徳島が、湘南に試合を支配される時間帯を何とかしのいで追加点を挙げ、退場者が出て数的優位に立ったあとは自由にボールをつないで得点を追加して4-0でタイムアップになった。しかし最終スコアを見ただけでは、チームが展開しているサッカーは分からない。前半も後半も立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けてきた徳島は賞賛に値すると思うし、前線にボールを保持できて得点力のある選手をそろえていることはよく理解できた。しかし湘南のサッカーが悪かったとも思えない。両SBが攻撃参加する回数は尋常ではなかったし、J2ではその運動量を持て余してしまうだろうと感じた。さらに後半の湘南は#10と#30を交代出場させて得点を狙いにきたが、彼らが攻撃に加わったときの素早いパス交換と展開力は凄まじかった。湘南は3連敗となったが、何かきっかけさえあれば浮上するのは難しくないように思える。

今日は前半開始早々に徳島が先制点を奪ったことと、後半に湘南が2人まとめて選手交代させた直後に徳島が追加点を挙げたことが、試合の流れの上で大きかった。そしてJ2のレベルでは、1人減ってしまうとダメージが大きすぎる。10人になってからの湘南は、ボールを奪ったあとで攻撃をどう組み立てればよいのかはっきりしないプレーが目についた。しかし10人になるまでは、湘南の守備のほうが一歩早い場面が多かったし、相手ボールになった瞬間の守備の連動性でも上回っていたと思う。徳島はボールを支配されると、わりと簡単に中盤の選手がDFラインまで押し込まれてしまうように感じた。ともかくも結論としては、両チームともにしっかりしたサッカーをやっており、非常に強いという印象を受けたということに尽きる。後半はパスミスや選手の意思不疎通も見受けられたが、前半はあからさまな失策がなくてボールがよく往来するいい試合だった。もっと多くの観衆がスタンドに足を運んでもらいたいものだ。

余談ではあるが、話に聞いていたとおり、ポカリスエットスタジアムのビジターゴール裏の電光掲示板が新装されていた。そしてヴォルティスの先発メンバー紹介のときに使われていたBGMが、阪神#6(金本知憲)が打席に入るときのテーマソングと同じだったのが笑えた(サンドストーム)。そしていつ来ても、鳴門での試合は風が強いと感じる。なおこの日の主審は、そもそも印象のよくない松尾一。帰宅してから試合の映像を少し見たが、湘南#15に赤紙を提示したプレーが退場に値するものだったかどうかは甚だ疑問である(現場では私はよく見ていなかった)。すでに試合の流れが決した後のことだったので、試合の結果に大きな影響を与えたわけではないのが救いである。(観衆3558人)

# by akira-takeuchi | 2011-06-26 15:28 | サッカー | Comments(0)
セパ交流戦・阪神v東北楽天4回戦
# by akira-takeuchi | 2011-06-22 21:45 | プロ野球 | Comments(0)
J1第14節・ヴィッセル神戸vベガルタ仙台
たまたまネットオークションでいいチケットを2枚落札することに成功したので、妻と神戸の街へ試合を見に行ってきた。今回のチケットはプレミアムソシオクラブといって、座席がメインスタンドのど真ん中の席。さらに軽い食事とドリンクがついていて、試合後には一部選手も加わってパーティがおこなわれるという。ドレスコードがあり“スマートカジュアルでお越しください”と書かれてあったので、少し敷居の高さを感じながら(笑)神戸へと向かった。家を出るころは雨があがって少し蒸した感じだったが、試合の始まる夕方には気温が下がり涼しくなってきた。

試合の前半は、仙台が圧倒的に支配した。ともに好調なチームどうしの対戦だったため、ほぼ互角の展開を予想していただけに、前半の45分間には驚愕した。仙台の守備がとにかく相変わらず素早いことには驚きの念を禁じえない。少々悪い形でボールを失っても、3~4人の選手で相手を囲い込んでボールを奪い返す。神戸の攻撃の選手が何人か出場していないことを除いても(#13が累積警告で不出場)、さすがに前半のこの出来は想像できなかった。これからの暑い時期に同じサッカーを継続できるかどうかは分からないが、ここまでのリーグ戦で仙台が上位につけているのも理解できる。神戸にはほとんど攻撃する機会がなく、前半の20分過ぎに左サイドから仙台#6が上げたクロスに#24が頭で合わせて0-1で折り返した。

神戸は後半開始から#10、#11を交代出場させて得点を狙いにくる。この選手交代は、誰にでもある程度は想像できていたことだ。逆に言うと前半のビハインドが1点だけであれば、神戸としては後半で挽回できると踏んでいたのかもしれない。案の定後半になると試合の趣きは一変し、互角の攻防が展開される。神戸が押し込み、仙台がカウンターで応酬する展開になった。時間の経過とともに神戸がゴール前まで迫る回数が多くなり、クロスを入れる回数が増えてきたのだが、ゴールを陥れることができない。後半30分を過ぎるあたりから完全に神戸が押し気味の展開となり、終了間際に左サイドでボールを受けた神戸#21がドリブルして中に切れ込んで右足のシュートを放つと、仙台ゴールの右隅に決まって1-1とした。残り少ないロスタイムも神戸が押し込んだが、勝ち越しゴールは決まらないままタイムアップ。

後半の神戸には、ペナルティエリア内で#21が倒されたもののノーファウルだったり、ゴールラインを割ったとも思えたヘディングシュートが(#19)ノーゴールと判定されたり、微妙な判定が多くそれに伴ってブーイングも多かった。しかし私の位置から見るかぎり、#21が倒されたシーンは仙台#5(?)の足が完全に先にボールに入っていたのでファウルを取ることはできないプレーのように思えた。ヘディングシュートのときは副審がコーナーフラッグのところにいたので、じっと同じ場所に立ち続けているのを目視確認してノーゴールだったのだと判断した(副審はゴールが決まった場合ハーフウェイラインのほうに走ることになっている)。この2つのプレーについては、特段問題になるような判定ではなかったはず。しかし試合を通して見た場合、今回も今村義朗の判定は仙台に偏っていたと感じる人は多かったことだろう。今村は先月おこなわれたC大阪v仙台の笛も吹いており、試合後にセレッソサポーターにブーイングを受けていたことを、ヴィッセルサポーターは知っておいたほうがよかったのかもしれない。

仙台は終了間際の失点で同点に追いつかれたが、後半にカウンターから迎えた好機で追加点を挙げて2点差としていれば結果は変わっていたかもしれない。同点となったシーンでは神戸#21をサイドで完全にフリーにしていたが、仙台にとって後半の残り時間が少なくなった時間帯でのスタミナが、リーグ戦で上位をキープする上での課題といえよう。最後になるが、試合前にベガルタ仙台コールをしてくださったヴィッセルサポーターの皆様には、この場を借りて深くお礼申し上げます。また試合後のパーティーで快く写真撮影とサインに応じてくださった神戸#7、#25、#32、#28の4名の選手の皆様にもお礼申し上げます。今後ともけがに気をつけて、益々ご活躍なさるよう岡山の地よりお祈りいたしております。

# by akira-takeuchi | 2011-06-18 23:04 | サッカー | Comments(0)
J2来季から昇格プレーオフ導入へ
J2は来季から昇格プレーオフの導入を検討しているという。日本ではなじみのないシステムだが、それ自体は悪い話ではないと受けとめている。現にイングランドではチャンピオンシップの3位から6位でプレーオフをおこなって昇格の最後の1チームを決めているし、スペインも昇格プレーオフをおこなっている(やり方は両国で若干の相違があるが)。来季プレミアリーグに昇格する最後の1枠をウェールズのスウォンジーが勝ち得たというのは喜ばしい話だし、シーズンがほぼ終わったこの時期に、スペインで最後に昇格するのがグラナダになるのかエルチェになるのかと日本で気を揉んでいる私は相当な変わり者なのだろうが(それにしてもベッチフィールドでプレミアリーグを見てみたかったものだ)。

しかしJ2には根本的な構造上の問題がある。そもそも昇格争いをしているチームはJ1経験のあるチームばかり。今季は横浜FC、FC東京、東京V、京都などの出遅れにより、ここまで栃木や鳥栖が上位につけているが、シーズン半ばにこの順位でいられるかどうかは疑問だろう。より多くのチームにJ1に昇格できる可能性を与えることにより、J2全体のレベルを底上げしようという考えには賛成だが、昨季J2の3位で昇格した福岡はここまで9戦全敗という有様。実力で劣るチームに昇格の機会を与えたとしても、J1の質が下がってしまうのでは本末転倒だろう。

シーズン終盤にプレーオフをおこなうことにより、J2が注目される機会を設けることは大いに賛成だ。しかし現状のJ2は闇雲にチームを増やしすぎた弊害で選手の数も審判も不足しており、全体的な質の低下が目に余る状態といえる。昇格プレーオフが悪い話だとは言わないが、その前に水増しされたJ2のチーム数を16程度にまで減じる話と抱き合わせでないと、Jリーグ全体のレベル向上にはつながらないと思う。3年ほど前の申し合わせ事項によるとJ2は22チームまで拡大を続けることになっているらしいが、ここにメスを入れないかぎり緊張感のない試合がシーズン序盤から繰り広げられる現実に変わりはあるまい。早期にJ2とJFLの入れ替え戦を導入するほうが、J2のレベル向上に直結すると考えるのは私だけだろうか。
# by akira-takeuchi | 2011-06-15 00:41 | サッカー | Comments(0)
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