J2第7節・ファジアーノ岡山v横浜FC

ここの競技場では、アウェイのチームがゴールを決めたときに得点者の名前を紹介しないようだ。これまでにJ1J2の多くのサッカー場で試合を見ているが、アウェイチームの得点者をアナウンスしないスタジアムはここが初めてだ。プロ野球でもビジターチームの選手が本塁打を放ったときには、どの選手の何号本塁打かをアナウンスしている。Jリーグの運営規定で試合中に得点者の名前をアナウンスすることが定められているのかどうか私は知らないが、著しいマナー違反だと知るべきだろう。そもそも試合前には“横浜FCの皆さん岡山へようこそ”みたいなことをアナウンスしていたが、そんな必要のないことよりもほかに言うべきことがあるのが分からないのだろうか。ついでに言わせてもらうと‘席が込み合っているからつめて座ってください’という意味のことをアナウンスするにしても、もっと言い方があるだろう。非常に押し付けがましいここの競技場の関係者に、甲子園球場のウグイス嬢のアナウンスを一度聞かせてやりたいものだ。

前半は岡山が左サイドから攻撃を試みた。試合開始早々のチャンスはオフサイド(?)の反則があってノーゴールになってしまったが、それ以外にも2~3度左サイドから惜しいチャンスをつくった。やや後手に回った横浜FCだったが、前半の半ばすぎに右CKからのシュートがGKとポストに当たってはね返り、これを#2が押し込んで先制点を挙げた。その後岡山も反撃し、ペナルティエリア内で大きくバウンドしたボールを競り合おうとして横浜FCのDFが岡山の選手を突き飛ばす幼稚な反則を犯し、これがペナルティキックの判定になった。このPKを岡山#19がゴール左に沈めて同点に追いつき、前半は1-1で終了した。

後半は、横浜FCが選手を交代させてから攻撃の流れが一気によくなった。横浜FCは中盤の運動量で優るようになり、左サイドから何度か攻撃を試みようとしていた。後半の半ばを過ぎてから、横浜FCにはDFの裏を取って相手GKと1対1になるシーンが2度あり、さらには#17のFKもあったが、いずれも岡山GKのナイスセーブとゴールポストに阻まれた。終了間際にはめまぐるしい攻防がつづいたが、ゴールには至ることなく1-1のままタイムアップの笛を聞いた。

観衆は13228人、その多くが横浜FC#11を見に来ていたようだ。その証拠に#11が交代出場したときの歓声は、この日でいちばん大きかった。そして今日の試合で、岡山の選手でよく仕事をしていたのは#1、#23くらいか。岡山DFは後半になって裏を取られるシーンが2度つづいたが、それ以外の多くの場面ではうまく守っていた。ただ、岡山にはサイドバックの攻撃参加がほとんどないし、タイミングのいいサイドチェンジもないから、どんな形で攻めたいのかまったく意図が伝わってこなかった。そして横浜FCでは、GK(#16)はお粗末というほかなかった。DFからのバックパスをキックミスしたり、シュートをキャッチするのかフィスティングするのか迷った挙げ句にはじいていた。これぞまさにJ2の15位と18位の対戦を象徴するようなシーンで、私はスタンドで苦笑するしかなかった。

今日の試合は、明日の新聞でこんなふうに紹介されるだろうね。
“試合の序盤は岡山が押し気味に進め、左サイドから何度かチャンスをつくった。しかし先制したのは横浜FCで、前半の半ばに右CKからのこぼれ球を#2が押し込んだ。その後岡山も反撃に出てPKを獲得し、これを#19が冷静に決めて同点に追いつき前半を折り返した。後半はともに勝ち越しゴールを狙ったが決め手を欠き、1-1のまま勝ち点1を分け合った。”
新聞の記事には、ネガティブな内容はあまり書かれないからね。

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by akira-takeuchi | 2009-04-13 01:04 | サッカー
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