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J2第32節・ファジアーノ岡山v東京ヴェルディ

今日の岡山県地方は暑い一日で、夕方になっても非常に蒸し暑かった。岡山地方法務局・人権擁護啓発dayと銘打って県庁(岡山市役所か?)に無料招待券をばら撒いたのか、スタジアムには公務員風の男性が目についた。会場に先着で桃のプレゼントがあったり、出店も多く営業しており、営業努力の甲斐あってか試合開始前からスタジアムには多くの人がつめかけていたようだ。私は仕事のあとで早島ICから岡山ICまで高速を飛ばし、なんとかキックオフに間に合ってスタンドに着くことができたが、すでに先発メンバーの発表が終わったあとだった。

やがて曇り空のなかで試合が開始された。大方の予想通りキックオフから個人技に優る東京Vが試合を制圧し、5分くらい経過したあとは4トップの態勢を取ってきた。自陣ゴール前で攻撃の圧力をはね返すのがやっとのファジアーノ岡山が相手なら、両サイドハーフが高めのポジションを取っても試合を支配できると考えたのだろう。やがて右サイドから中央へ切り込んだ東京V#7が左足で放ったシュートがDFに当たって向きが変わり、そのままゴールインして東京Vが先制した。さらに東京Vは左サイドをワンツーで抜け出した#24(?)がセンタリングを上げると、これが岡山DFの足に当たってオウンゴールとなった。なんとも拍子抜けする得点がつづいて0-2となり、それ以降東京Vは無理をするプレーが少なくなった。東京Vに流したようなプレーが多くなり、やがてファジアーノ岡山が反撃に転じる。岡山は両サイドから崩しにかかり、ワンツーで抜け出した#19のシュートや#11の惜しいFKで何度か相手ゴールを脅かしたが、ゴールを陥れることはできず0-2のままハーフタイムを迎えた。前半だけ見た印象では、東京Vの個人の能力にはたしかに疑いの余地がないのだが、攻撃も守備も個人任せでそれほど秩序だっているような感じがしなかった。

そして後半が開始される。2点のリードがあって気候的に暑いこともあり、東京Vはそれほど強引な攻撃を仕掛けてこない。後半が10分ほど経過して岡山#17が#48と交代したのだが、前半から#17はほとんど目立っていなかったので後半スタートからの交代でもよかったように感じた。後半も全体的に東京Vが支配するのだが隙も多くなり、それを突いてファジアーノ岡山は反撃の機をうかがうことができるようになる。#19が左から抜け出してクロスを上げるシーンや、ワンツーで抜け出してシュートを放つシーンには、得点の予感があった。そして後半の半ば過ぎに、左サイドから抜け出した#14がクロスボールを上げ、これを交代出場していた#48が頭で押し込んで1点を返した。さらに加勢した岡山はいい時間帯の続くうちに次のゴールが欲しかったが、後半30分過ぎに#4のシュートを東京VのDFがはね返したところを岡山#11が左足で押し込んで2-2の同点に追いついた。同点になりあわてて東京Vも勝ち越しゴールを狙いに出るが、焦りと疲労の影響が大きく相手ゴール前まで攻めあがることができない。そして後半40分過ぎに岡山#?が右サイドから上げたセンタリングを#8が頭で合わせて3-2と逆転。試合が止まるたびにほとんどの選手が給水している過酷な気象条件では東京Vに反撃する余力が残っていようはずもなく、試合はこのまま3-2でタイムアップとなった。東京Vは自力(自足)でゴールを挙げたわけでもなかったのに、2点をリードして楽に勝とうとしたことで試合の流れを相手に渡してしまうことになったようだ。集客努力の甲斐もあって観衆は9436人、非常に蒸し暑いなかでの試合だった。

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by akira-takeuchi | 2009-08-06 00:24 | サッカー
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