全州ワールドカップスタジアム

韓国でサッカーを見てきた。
全州(チョンジュ)という町で、全北現代vFCソウルの試合を見た。
雨の中の試合となり、試合は4-0で全北現代の勝ちだった。

全州は韓国中西部に位置する、全羅北道の道庁がある人口63万人ほどの町。
ビビンバの発祥の地、あるいは東学党の乱(反政府運動)の舞台になった町として知られる。
この町に本拠を置く、全北現代(チョンブク・ヒュンデ)モータースのスタジアムが全州ワールドカップスタジアムである。




このスタジアムは4つのスタンドがそれぞれ独立した構造になっており、そのほどんどが屋根で覆われている。
スタンドはかなり急傾斜になっているため、2階席からはピッチ全体を俯瞰(ふかん)することができる。
収容人員は42400人ほど。

ちなみにスタンドの屋根の形は、全州の特産品のひとつでもある扇子をイメージしており、スタンドの四隅から屋根を吊っているワイヤーは、韓国の民族楽器・カヤグム(琴の一種)の弦をあしらったものであるという。

このスタジアムの構造が素晴らしいことは誰の目にも明らかなのだが、それ以外に素晴らしいのはピッチである。

ピッチの下に独特の排水設備を備えており、製作者が観戦した試合は強い雨の中でおこなわれたのだが、試合中にいちども芝がめくれることがなかった。
見る側だけでなく、プレーする側にとっても素晴らしいスタジアムということができると思う。

以前は、全北現代は本拠地として高速バスターミナル近くの全州総合競技場を使用していたのだが、W杯スタジアムが建設されてからは収容人員の多いW杯スタジアムを本拠地として使用している。

しかしながらこのW杯スタジアムは、町の中心から遠く離れたところにに位置しており、周囲は畑だらけ。
スタジアム周辺に広大な駐車場があるため、ほどんどの地元の人は自家用車で訪れているようだ。

一見(いちげん)の客である旅行者は公共交通機関を利用せざるをえないのであるが、いかんせん韓国のバス路線は日本人にとって分かりづらい。
このため全州のスタジアムに関しては、製作者はタクシーの利用をおすすめする。

全州の町中からは7000~8000ウォン(700~800円)、全州高速バスターミナルからであれば5000~6000ウォン(500~600円)程度でスタジアムまで行くことができる。

余談であるが、試合終了後は公共交通機関の利用を試みた。

スタジアムから見て南西の方向、歩いて15分ほどのところにバス停を発見。
このバス停から、975番のバスで全州の町中まで帰ってきた(850ウォン)。

その他、バス停の表示によると46-1、87-1、411、414、416などのバスも可となっていた(2005年5月現在)。
いかんせん韓国語をあまり理解しない製作者が無事にバスに乗ることができたのは、地元の人の親切心に負うところが大きかったのであるが。

ちなみにこのスタジアムは、湖南高速道路の全州インターからほど近い場所に位置している。
このため高速バスでソウルから全州を訪れると、到着する直前にバスの窓からその威容を拝むことができる。
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by akira-takeuchi | 2005-05-09 23:19 | サッカー
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