J1第10節・セレッソ大阪vベガルタ仙台

やはりC大阪のサッカーは、昨年同様に見ていて楽しいものを目指していた。昨年とはメンバーの一部が入れかわったが、システムも志向するサッカーも変えずに展開されるサッカーを見てうれしく思った。マイボールになると、中盤の#10がボールをキープしている間に両SBが高い位置まで上がってくる。昨年もキンチョウでおこなわれたC大阪v仙台の試合を見たが、そのときと同じくほぼ2バックになって8人で相手ゴールを目指してくるサッカーには好感を覚えた。しかし仙台の守備の出足がよかったこともあってか、この日の攻撃はいまひとつかみ合わない。前線の#9、#7を中心にポジションチェンジを繰り返してペナルティエリアへの進入を試みるのだが、そこのところでボールを失ってしまう。C大阪のFWはもう少しボールを保持できるし、攻撃のペースを変えることができるという印象を持っていたが、ACLでインドネシアに遠征して帰国した直後の試合だった影響もあるのかなと思ってしまった。

対する仙台であるが、この日までJ1首位の成績はフロックではなかった。守備の出足が鋭く、最後のところで身体を寄せ、足を出してシュートを防いでくる。しかも前線の#13、#11、#15はボールを持つと簡単に失うことが少ない。このサッカーを一年間を通じて展開することができるなら、仙台は昨年よりはよい成績を残せるのではないかと思う。試合の後半に仙台#11が中盤でボールを受けて50メートル近くドリブルして相手ゴールへ迫るシーンがあったが、#11があんなにすごい選手だとは思っていなかったので驚いた。その他、この試合に出場していた#13、#15も前に見たときよりも上手になっている印象を受けた(ベガルタの試合をそう頻繁にチェックできていないので申し訳ないが)。

試合はキックオフ直後にCKから仙台がチャンスを得たが、頭で狙ったシュートはバーにヒットして外れた。そのあとはC大阪がボールを持つ時間帯が続いた。前線の4人がいい形でボールを受け、中に行ったら次は外、外に行った後は大きなサイドチェンジと手数をかけてゴールへの道筋を探り続ける。正直なところ、早い段階でC大阪の先制ゴールが入るのではないかと思って見ていた。しかし仙台の守備が、私の想像以上に集中していた。一人が抜かれてももう一人がカバーしたり、仙台が悪い形でボールを失ってもその直後のプレーで奪い返すなど、C大阪にフィニッシュの形を作らせない。仙台の防戦一方で20分ほどが経過したが、前半の30分過ぎに右サイドからのクロスに#15がいち早く合わせて押し込み、1点を先制した。前半はこのまま0-1で折り返した。

後半はC大阪が同点を目指すべくゲームを支配し、仙台はカウンターからチャンスをうかがう展開になり、ボールがよく往来するおもしろい試合になった。後半もC大阪はシュートが打てそうな場面でもパスを出したり、どうも攻撃がうまくいかない。残り20分となったところで、C大阪は#7、#9を下げて#15と#19をピッチに入れた。やはりインドネシア帰りで攻撃的な選手には体力的に負担を強いていたのだろう。交代出場した2人のFWも、半年ぶりに見たがよい選手だと感じた(どうしてC大阪はこの順位なんだろうね)。しかしやはり相手ゴール前での詰めが甘いというか、仙台の守備がよいというか・・・、3~4度くらいC大阪のセットプレーが連続したがこれを凌いだところで、仙台の勝ちが見えてきたように感じていた。しかし後半の追加時間は5分、C大阪がゴール前へ放り込んだボールから混戦となり、交代出場していた#15が打ったシュートが仙台DFに当たって向きが変わってゴールイン。疲れのどっと出る展開となり、そのまま1-1でタイムアップになった。

試合後にC大阪サポーターがブーイングをしていたが、それが主審に対してだったのか選手に対してだったのかよく分からなかった。この日の主審は今村義朗、あからさまな失策はほとんどなく、それなりにうまく試合をコントロールしていたと思う。そして試合終了後にセレッソサポーターがベガルタ仙台の応援歌を歌ってくれました。この場を借りて深く御礼申し上げたいと思います。10月には気をつけて仙台までいらっしゃってください。(観衆は11576人)

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by akira-takeuchi | 2011-05-22 14:34 | サッカー
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