天皇杯決勝・浦和v清水

リーグ戦の成績でチーム力を推し測っていた私は、正直なところ清水を見くびっていた。試合が始まってほどなく気がつくことになったのだが、中盤の運動量は明らかに清水のほうが上回っており、チャンスも清水のほうに多かった。浦和の中盤がボールを持っても、瞬く間に清水の選手に囲まれてしまう。浦和の選手はこれほど素早いプレスを経験したことはあまりなかったのではないかと思う。しかし残念なことに、清水には決定力が足りなかった。あるときは中央から、そしてあるときはサイドから攻撃を試みるのだが、ゴールを陥れることができない。そして浦和がCKのはね返りをもう一度センタリングすると、ほんのわずかだけマークがずれたところに堀之内が走りこんで頭で押し込んで先制した。これまで浦和にはほとんどチャンスがなかったのだが、この一瞬の隙を見逃さなかった浦和がしたたかだったといえる。CKのクリアボールが浦和の選手のところに転がってきたのは、浦和にすこし運があったともいえるシーンだった。GKと1対1のシーンでシュートをGKにぶっつけたのはいただけなかったが、後半の浦和の2点目(マリッチ)は、浦和の攻撃力というか個人技が一枚上だった感がある。その後、清水も途中出場した市川がセットプレーから1点を返して、試合はおもしろくなった。ところがMFを1枚削って3トップにした矢先に、清水は2枚目のイエローで退場。審判に対する異議による警告とはまったくもったいない。これで浦和は余裕を持ってボールをまわすことができるようになった。清水は1人減ってからは中盤が広く空くようになり、攻め手を完全に失ってしまい、そのまま2-1でタイムアップ。

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by akira-takeuchi | 2006-01-01 20:08 | サッカー
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