J1第3節・サンフレッチェ広島v浦和レッズ

気温8℃、試合開始前から降りだした雨の中でおこわれた試合。寒いなか屋根のないバックスタンドで観戦するにはつらい気象条件だった。
試合開始からしばらくは両チームが様子をうかがうような展開で、チャンスらしいチャンスはなかなか生まれなかった。しかし前半の半ばすぎ、ペナルティエリア付近で突破を試みたワシントンを、広島DFジニーニョ(#4)が倒して一発レッド。このファウルで得たFKを、三都主が直接決めて浦和が先制。さらにDFのバックパスのミスを、ポンテが奪ってそのままゴール。前半で0-2となり、大勢は決した。後半は数的優位を生かした浦和が自在の攻撃を見せ、鈴木とワシントンがゴールを加えて合計4点。対する広島は、終了間際にウェズレイが1点を返すのがやっと。10人対11人になったとはいえ、後半の広島は前線にいる佐藤寿人に長いボールを送るだけで攻め手がなかった。
1点目のFKのシーンに関して言うと、セットしたボールの横にはポンテと三都主が立っていた。ポンテのほうがボールから遠い位置に立っており、私の目には蹴るのはポンテのように映った。しかし三都主が、ワンステップで左足を振りぬいた。このFKは技ありというか、蹴ったほうをほめるべきだろう。そういえば2004年12月11日のチャンピオンシップ第2戦・浦和v横浜の試合でも、三都主が同じような位置からFKを決めたことを思い出した。

・・・と三都主(個人的にはあまり好きな選手ではない)のFKをほめるのはここまでにしておく。いちおうルール上は、決定的得点機会の阻止は即退場ということになっている。しかしこのファウルのシーンでワシントンはDFを完全に抜ききっていたわけではなく、倒されなかったとしてもGKと1対1になっていたとは考えにくい。にもかかわらず退場処分とは、到底理解しがたい判定。ほかにも、よく分からないプレーで広島の選手にはイエローカードが提示され、浦和には試合を通じて1枚のイエローカードも出なかった。浦和にも警告に値するプレーがあったように思うだが。分かりやすく表現すれば、レフリーによって壊された試合。傍観者として眺めていて、非常に不愉快な気分になった。

そしてもうひとつ納得がいかないことがある。ジニーニョが退場になったとき、広島サポーターがブーイングすらしなかったことだ。あれほど理解に苦しむ判定を下されて、ただ眺めているだけの人々をサポーターと呼ぶことはできないだろう。なぜなら、サッカーを理解していないのだから。広島のサポーター文化ってのは相手チームや審判に優しいものなのかもしれないが、あの調子では同じような状況でまた自分たちに不利益な判定を下されてしまうだろうね。ヨーロッパでは、まず考えられないサポーターの反応。日本のサッカー文化成熟への道のりは、果てしなく遠い。

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by akira-takeuchi | 2006-03-20 22:09 | サッカー
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