あっぱれ、ニッポン

私は半年前にこのブログに、このような記事(→click here)を書いていた。
その内容を読んでみて、的中していて笑った。



実は先週まで、しばらくドイツへ行っていた
イタリアvガーナ、イングランドvパラグアイなどの試合を見てきた。

しかし残念なことに、日本の試合は見ていない。
日本v豪州の試合の前半を、ハノーファーのホテルの部屋のテレビで見ただけだ。

しかしその45分を見ただけで、日本代表の行く末はだいたい想像できた。
反則まがいの先制点を決めて1-0とリードしたスコア以外の要素は、すべて豪州が勝っていると感じたからだ。

そして致命的と感じたのは、短期間で3試合(決勝トーナメントに進出したらそれ以上)を戦うW杯の最初の45分から、相手にいいようにボールを回されて中央から突破され、サイドからクロスボールを上げられ、選手全員が走らされていたことだ。

現地へ行かなければ分からなかったことだが、6月のドイツは晴れると非常に暑い。
30℃近い高温になる。
空気が乾燥しており、身体に直接日光が当たるような感じがした。
3000メートルを越える高地を旅しているときに浴びるような日差しだった。

あの暑さのなか、最初の試合から45分走らされては消耗しきってしまってそれ以降の試合がおぼつくはずもない。
おそらく3試合目には、疲労が残ったまま試合に臨むことになるだろうと予測できた。

欧州で開催されるW杯の場合、放映権がからむから日本の試合は必ず午後3時前後のキックオフになる。
その時間に試合を開始すれば、日本のゴールデンタイムに放送できるからだ。
 (98年フランス大会は現地時間午後2:30試合開始だったはず)

それゆえ、暑いなかでの試合になるかもしれないことは抽選前から分かりきっていたこと。
なのに初っぱなからあのザマでは、それ以上まともに見る気が起こらないというものだ。


しかし・・・、なぜ日本国民は豪州代表に勝てると安易に思い込んでいたのか、いまだに理解できない。
“豪州の選手は、10年ほど前からオランダや英国でプレーしている選手が増えており、ヨーロッパへ行ってるだけでろくに試合に出ていない高原や柳沢よりずっともまれている”
と言う私にまともに反論できた日本人はいなかったのだが、私の論理が正しかったことは結果を見れば明らかだ。

そして思ったのが、決定力の欠如。
今さらくり返すまでもないが、クロアチア戦では試合中に枠外シュートの練習をしている日本の選手がいた。

あまりの決定力不足に危機感を感じた監督さんが、ブラジル戦に向けてシュート練習をおこなったとか。
しかし聞いたところによると、ディフェンスをつけないでシュート練習していたと聞く。

私に言わせれば、それはただのキック練習と同じ。
空き地で私が壁に向かってボールを蹴っているのと大差ない。
要するにその程度のレベルってことよ、現在の日本代表は。

“2点差つけてブラジルに勝てば決勝トーナメントに進出する可能性がある”などいうかすかな可能性が残っていたものだから、最初の2試合ですでに死んでいるにもかかわらず、己の実力を見失ってまだいけるなどと色気を見せてしまった。
その結果が昨夜の1-4というスコアだろう。

個人的にはよく4点ですんだと思う。
10点取られていてもおかしくない内容だったようだし。

いや、10点取られていたほうが世間の注目を集めていたに違いない。
そしてそのほうがサッカーに対する世間の目が厳しくなるから、長い目で見れば日本サッカーのためになるはずだったのだが。

ネットオークションや金券ショップでは、日本vブラジルの試合のチケットには10万円を越える値がついていたようだ。
10万円も払って昨日の試合を見た人たちは、日本サッカーの現実と将来を考える貴重な経験をしたに違いない。
10万払っても惜しくない、得がたい時間を過ごしたはずだ。


いずれにしてもアジア代表は、イランと日本が無勝利のまま帰国の途についた。
サウジアラビアは1分け1敗、勝ったのは韓国だけ(1勝1分け)。
このザマでは、2010年南ア大会のアジア枠削減は必至だろう。

現状では4.5だが、4にされることは間違いない。
3.5にされたりしようものなら、日本は本大会出場も危うくなる。
なぜならば、豪州は次回の大会からはアジア予選に参入するからだ。

南アフリカ共和国は距離的にも精神的にも遠い国だが、さらに遠くかすんで見えなくなりそうな心境だ。
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by akira-takeuchi | 2006-06-23 23:35 | サッカー
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