スイス、無念

今回のW杯で私がひそかにチェックしていたチームが、実はスイス。
予選の試合を何試合か見て、いいチームだと思ったのがその理由(参考→click here)。

ドイツ語圏の国であり、ひそかにドイツのチームでプレーする選手が多いこと。
そして傑出した選手がいない勤勉なチームであることがその特徴だ。
世間ではそれほど語られないが、このような玄人受けするチームを大穴と呼ぶのだよ。

ちなみにスイスはヨーロッパ予選でフランス、アイルランド共和国などと同じ組になり、このグループの2位になってプレーオフ進出。
プレーオフではトルコと対戦し、第1戦ホーム2-0、第2戦アウェイ2-4、合計4-4のアウェイゴール勝ちで本大会出場を決めた。

2年前にポルトガルで開催された欧州選手権ではさしたる印象も残さないまま敗退したが、この大会ではある程度はやるだろうと思っていた。
すると案の定、フランス、トーゴ、韓国と同じ組になった本大会をグループ首位で通過した。
昨日も、ウクライナを無失点に抑え込んだのであるが・・・(0-0のあとのPKシュートアウトで0-3)。

試合終了後、NHKのアナウンサーのコメントはまさに適切だった。
『120分戦っても勝敗が決定せず、PK戦の末ウクライナが準々決勝に進む権利を得ました』とかなんとか。

まさにそのとおり。

延長戦の30分を行って同点の場合、PK合戦で勝敗を決すると思っている人は多いようだが、記録上は引き分けになる。
そしてPKシュートアウトで多くゴールしたチームが、単に次の試合に進む権利を得るだけという位置づけになっている。
 (そのことを勝利と表現するのだと主張する人は私の文章を読まないほうがよい)

本大会で無失点のまま帰国の途についたチームは史上初なのだそうな。
しかし私が思うに、若いスイスの本当の目標は2年後の欧州選手権だ。

スイスとオーストリアが共同開催するEURO2008でスイスが6試合を無失点に抑えたとしても(それは決勝進出を意味する)、大きな驚きに値しないことを我々は知っておいたほうがよいだろう。
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by akira-takeuchi | 2006-06-28 00:48 | サッカー
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