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J2第49節・ヴィッセル神戸v横浜FC

久しぶりに自由な時間がとれたので、神戸までJ2を見に行ってきた。シーズンも残り数試合となったところで、J1昇格争いは勝ち点差2のなかに3チームがひしめく大混戦。金にまかせて選手を買いあさるチームが幅をきかせるJ1と違って、戦力に大差ないチームが争うJ2のリーグ戦は、思わぬ結果になることが多いから見ていて面白いものだ。
それにしても、シーズン終盤まで横浜FCが優勝争いに絡んでくるとは思っていなかった(失礼)。しかし横浜FCはここまでJ2で失点がダントツに少ないので、いちどそのディフェンスを現場で見たいと思っていた。シーズンは残りわずかになったが、その機会に恵まれてよかったというのが正直なところである。

同伴者(配偶者)を連れてJ2を見に行ったのは初めてだったが、試合の前半は1分に1回くらいの割合でホイッスルが鳴る展開で、妻もおもしろくないと愚痴を言っていた。シーズンの終盤で昇格争いをするチーム同士の試合なので、流れのいい試合になるのは難しいだろう。
試合全体で見ると神戸のほうが支配していた時間が長かったと思うが、そのなかでチャンスを先に得点に結びつけたのは横浜FCだった。前半の30分過ぎに、MF山口が攻撃参加して右サイドから上がったクロスボールに城が頭で合わせた。ベテランが多い横浜FCは、得点チャンスを心得ている選手が多いと思わされるシーンだった。
神戸の試合は今シーズンも何度か見に行っているが、右サイドの朴康造が絡むとチャンスになることが多い。ここをどう封じるかと思ってみていたが、横浜FC左サイドの#27と#29とがほぼ完全に抑え込んでいた。朴がドリブル突破できず、これほど攻撃に絡めないのをはじめて見た印象である。
神戸は後半になって三浦がペナルティエリア左からFKを直接沈めて同点に追いついたが、横浜FCはその後途中出場したアレモンが勝ち越しゴールを決めた。試合はそのまま1-2でタイムアップ。神戸は何度もゴールに迫ったが、そのたびに横浜FCのディフェンスが集まり足が出てきて、シュートを打たせない場面が多かったと思う。たしかにJ2最小失点であるのもうなずける。

観衆は15407人、今年私が神戸を訪れたなかでもっとも多い観衆だった。試合が終わってから気がついたのであるが、横浜FCサポーターはゴール裏に入りきれなくてバックスタンドやメインスタンドにも多数集結していたようだ。外に出ると、冷たい雨が落ちていた。

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by akira-takeuchi | 2006-11-25 14:57 | サッカー
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