J1第17節・ヴィッセル神戸vサンフレッチェ広島

サッカーは、時として試合の内容と最終的なスコアが乖離してしまう不条理な競技だ。今日はまさにそのような試合に立ちあった。個々の選手のクオリティやチームとしての戦術をはじめ、多くの点において優っていたのが広島であることは、誰の目にも明らかだった。しかし最終スコアは3-2、しかも勝ったのは神戸。どんな論理を持ってしても、この結末を説明することは私には不可能だ。広島の先制点につながる#10と#11のコンビネーションと、右サイドにいた#5から#10への2点目につながるクロスボールを見れただけで当日券の2500円の価値はあったと思うのだが、私の描くシナリオに唯一欠けていたのは広島の勝利という結末だった。

前半は試合のほとんどを広島が支配した。ボールの展開、スペースへの走り出し、ほとんどの局面において広島が優っていた。個人の速さや技術でDFを抜き去る場面も数多くあり、やりたい放題という印象だった。しかし後半になって、神戸は全体的に見違えるように動きがよくなった。神戸に勝因があるとするなら、この一点に尽きよう。後半の開始早々にFKで同点に追いつき、再度リードされても#7がGKと1対1になって同点ゴールを決めた。そして終了間際には#13の切り返しからPKの判定を頂戴し、これを#13が自ら決めて3-2と勝ち越し。その直後にタイムアップの笛。ヴィッセルをひいきに見ていた人には、これ以上ない劇的な展開の試合となった。しかし客観的に見ればサンフレッチェのサッカーのほうが優れており、広島侮れじという印象を強く受けた試合だった。観衆は10362人、少し蒸し暑いなかでの試合。

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by akira-takeuchi | 2007-06-23 21:07 | サッカー
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