JFL後期第14節・ファジアーノ岡山vSAGAWA SHIGA FC

ファジアーノ岡山はJFLに残留し、J2を目指す戦いをもう一年続けるつもりのようだ。今日の試合ぶりからは戦う意欲が感じられず、運動量やテクニックでSAGAWA SHIGAに凌駕された。この試合内容から考えるに、今後の対戦相手を考慮すると残り3試合をすべて勝つことは不可能に思える。今日の試合でカターレ富山が勝って2位に浮上したため、ファジアーノ岡山は4位に後退した。現時点でポジティブな要因は、シーズン終盤に失速しているチームが上位チームのなかに存在していることくらいではなかろうか。

それにしても、サッカー観戦がこれほどストレスを感じるものとは・・・(絶句)。3日前にガンバ大阪が見せたアタックの残像が強烈に残っているから、ある程度は辛抱せざるを得ないと覚悟していたが。展開できるスペースがあって選手がいるにもかかわらず、せまいサイドにボールを展開しつづけ、途中からは前と後しかないような単調な攻撃。とても得点を狙えるような攻撃には思えなかったし、さぞかしSAGAWA SHIGAのDFも守りやすかったことだろう。前半のキックオフからSAGAWA SHIGAが試合を支配し、25分過ぎに左サイドに展開して中央に折りかえすと、右サイドから走りこんできた選手(#20)がシュートを放ってこの日唯一のゴールが決まった。後半はほぼ一進一退の攻防がつづき、試合はこのまま0-1でSAGAWA SHIGAが逃げ切った。

JFLの中位につけているから見くびっていたわけではないのだが、SAGAWA SHIGAにはいい選手が多かったという印象である。FWの#9と#17のほか、前目に位置するMFの#10や#8もボールキープが上手で、2~3人のDFに囲まれてもボールをつないでいた。リードされてからファジアーノ岡山も攻撃をしかけたのだが、SAGAWA SHIGAにボールが渡ると巧みにつながれてファジアーノゴールまで逆戻り。このくり返しでは、試合を圧倒的に支配することは難しいと思うし、同点に追いつくことも難しかったということだろう。そう考えると今日の試合でファジアーノは完敗だったと思うし、SAGAWA SHIGAのほうが一枚上だったと思う。前半にクロスバーをたたく惜しいシュートが入っていれば、ファジアーノ岡山にも勝機があったのかもしれないが。

試合終了後あいさつに来た選手たちに、サポーターはよくやったという拍手を送っていた。しかし私の目には、この一年間よくやったという意味の拍手に思えてならなかった。目標がはっきりいる今の状況であの程度の内容の試合を見せられては、よくやったなどと言うのは筋違いというものだ。未来永劫JFLに甘んじてもいいつもりなら、それもかまわないのだが。なぜなら今日の試合で身体を張って熱くファイトしていた選手は、ファジアーノには#11しか見当たらなかったからだ。ちなみに#11は、自分が倒されても笛を吹かない主審の微妙な判定にも文句を言わず黙ってプレーを続けていた。その姿は賞賛に値する。

少々手厳しいとは思うが、シーズンの最終盤にあのようなお粗末な試合を見せられたら、ブーイングをするべきだ。岡山という土地には根本的にサッカーというカルチャーが存在しないせいか、サッカーにブーイングがない。せいぜいマイボールになったときに手をたたく(拍手する)くらいだ。しかし審判の不可解な判定、あからさまな時間稼ぎ、著しく卑怯なプレー、地元選手の不甲斐ないプレーには、ブーイングをしてもっと激しく意思表示をするべきだ。日本には、負けてもサポーターがよくやった風の雰囲気を醸し出すチームが存在するが、そんなチームは一向に強くならない。J1のいくつかのチーム(浦和など)のように必要以上に地元チームに厳しくすることはないと思うが、最低限の意思表示は必要だ。そうでなければ、敗戦を受け入れてしまい勝者のメンタリティが身につかなくなる。今日の拍手は、今日の敗戦を受け入れたことの証左である。

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by akira-takeuchi | 2008-11-08 22:53 | サッカー
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