JFL後期第16節・ファジアーノ岡山v栃木SC

今日の試合でいちばん目立ったのは、選手ではなくて審判だった。この主審にはレフリングの技術が足りないか、そうでなければ視力が不足していたはずだ。愚考するに、主審はハーフタイムの間にコンタクトレンズを入れたに違いない。その証拠に前半は4~5枚出たはずのイエローカードが、後半は0枚だったのだから。試合の前半、明らかに栃木ボールのスローインになったときに、主審がファジアーノの攻める方向に手を挙げたのを見てさすがの私もガクッときた。まぁ、JFLのレフリーのレベルなんてそんなもんだけどね。いずれにせよこの審判のせいで試合はぶち壊しになったが、JFLの4位争いのかかる重要な試合をこんな能力不足の審判に任せたJFL側にも責任はある。退場になった岡山の選手(#32)をはじめ、両チームの選手はちょっと気の毒に思えた。

審判に対する不満はこのあたりまでとして、試合を全体で振り返ってみると栃木のテクニックには驚かされた。前半の30分過ぎに岡山に退場者が出て10人対11人になってからは、細かくパスをつないでボールキープに徹していた。そのパス回しと選手の連動性にはほとんど狂いがなく、あのパスワークはJ2でも十分に通用するのではなかろうか。少なくとも、栃木SCと同じくJ2を目指しているファジアーノ岡山に同じことができるとは思えない。敵地での試合ということもあり栃木が無理に攻撃をしかけることはほとんどなかったが、いったん栃木ボールになると岡山は取り返すのに苦労していた。
11人対11人の時間帯は30分ほどしか続かなかったが、栃木は3-5-2のフォーメーションだったようだ。マイボールになると、両サイドの#6と#24が高いポジションを取って攻撃に加わろうとする。攻撃に参加したあとたびたび守備にも加わる左サイドの#6の運動量には目を見張るものがあった。このフォーメーションだとサイドの選手には過度に負担がかかるが、栃木はいい選手を揃えており感心させられた。

試合は前半、一進一退の攻防がつづき、迎えた20分過ぎに岡山#34がエリア内で倒されてペナルティキックを得た。どちらかといえば栃木が押し気味に試合を進めていたので岡山としてはこのPKを沈めて先制したいところだったが、キッカーだった岡山#11はこれを相手GKにぶつけて外してしまった。このPKの判定あたりから審判のレフリングがおかしくなったように思うが、その後10分ほどの間にイエローカードが多数提示され、30分過ぎに岡山FW#32が2枚目のイエローで退場になってしまった。#32はこの判定に不満があったのかピッチからなかなか去ろうとしなかったが、イエローを提示されても文句を言えない反則だったことは誰の目にも明らかだった。その後は栃木がボールを回して、岡山がそれをはね返す単調な展開が後半までつづいた。

後半も同じ展開のまま30分ほどが経過した。栃木が無理に攻撃しなかったことも一因だが、岡山はDFラインのところでよくボールを取り返していたと思う。FWが1人足りないため、ボールを奪っても攻撃につなぐことができないのはJFLのレベルでは仕方ないだろう。そして後半が30分を過ぎたあたりから、岡山は勝ち越しゴールを狙って交代出場の選手を中心に攻撃をはじめた。終了間際には1人少ないことを感じさせないほど、岡山の攻撃には厚みがあった。そして岡山は連続してCKのチャンスを得たがそのすべてを栃木DFがはね返し、決勝ゴールは生まれることなくタイムアップの笛を聞いた。

観衆は11053人、多くの人がファジアーノ岡山のJFL4位以内確定を見たかったと思うがやや拍子抜けな結果に終わった。翌日の試合でガイナーレ鳥取がしっかり点を入れて勝利したため、ファジアーノ岡山が自力で4位以内を確定させるためには最終戦での勝利が条件である。栃木からはたくさんのサポーターが応援に来ており、その一糸乱れぬ応援には敬服させられた。私が座っていた位置からは、栃木のほうが応援の声が大きくてまとまっているように感じた。

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by akira-takeuchi | 2008-11-24 22:25 | サッカー
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