カテゴリ:サッカー( 156 )

J1第10節・セレッソ大阪vベガルタ仙台

やはりC大阪のサッカーは、昨年同様に見ていて楽しいものを目指していた。昨年とはメンバーの一部が入れかわったが、システムも志向するサッカーも変えずに展開されるサッカーを見てうれしく思った。マイボールになると、中盤の#10がボールをキープしている間に両SBが高い位置まで上がってくる。昨年もキンチョウでおこなわれたC大阪v仙台の試合を見たが、そのときと同じくほぼ2バックになって8人で相手ゴールを目指してくるサッカーには好感を覚えた。しかし仙台の守備の出足がよかったこともあってか、この日の攻撃はいまひとつかみ合わない。前線の#9、#7を中心にポジションチェンジを繰り返してペナルティエリアへの進入を試みるのだが、そこのところでボールを失ってしまう。C大阪のFWはもう少しボールを保持できるし、攻撃のペースを変えることができるという印象を持っていたが、ACLでインドネシアに遠征して帰国した直後の試合だった影響もあるのかなと思ってしまった。

対する仙台であるが、この日までJ1首位の成績はフロックではなかった。守備の出足が鋭く、最後のところで身体を寄せ、足を出してシュートを防いでくる。しかも前線の#13、#11、#15はボールを持つと簡単に失うことが少ない。このサッカーを一年間を通じて展開することができるなら、仙台は昨年よりはよい成績を残せるのではないかと思う。試合の後半に仙台#11が中盤でボールを受けて50メートル近くドリブルして相手ゴールへ迫るシーンがあったが、#11があんなにすごい選手だとは思っていなかったので驚いた。その他、この試合に出場していた#13、#15も前に見たときよりも上手になっている印象を受けた(ベガルタの試合をそう頻繁にチェックできていないので申し訳ないが)。

試合はキックオフ直後にCKから仙台がチャンスを得たが、頭で狙ったシュートはバーにヒットして外れた。そのあとはC大阪がボールを持つ時間帯が続いた。前線の4人がいい形でボールを受け、中に行ったら次は外、外に行った後は大きなサイドチェンジと手数をかけてゴールへの道筋を探り続ける。正直なところ、早い段階でC大阪の先制ゴールが入るのではないかと思って見ていた。しかし仙台の守備が、私の想像以上に集中していた。一人が抜かれてももう一人がカバーしたり、仙台が悪い形でボールを失ってもその直後のプレーで奪い返すなど、C大阪にフィニッシュの形を作らせない。仙台の防戦一方で20分ほどが経過したが、前半の30分過ぎに右サイドからのクロスに#15がいち早く合わせて押し込み、1点を先制した。前半はこのまま0-1で折り返した。

後半はC大阪が同点を目指すべくゲームを支配し、仙台はカウンターからチャンスをうかがう展開になり、ボールがよく往来するおもしろい試合になった。後半もC大阪はシュートが打てそうな場面でもパスを出したり、どうも攻撃がうまくいかない。残り20分となったところで、C大阪は#7、#9を下げて#15と#19をピッチに入れた。やはりインドネシア帰りで攻撃的な選手には体力的に負担を強いていたのだろう。交代出場した2人のFWも、半年ぶりに見たがよい選手だと感じた(どうしてC大阪はこの順位なんだろうね)。しかしやはり相手ゴール前での詰めが甘いというか、仙台の守備がよいというか・・・、3~4度くらいC大阪のセットプレーが連続したがこれを凌いだところで、仙台の勝ちが見えてきたように感じていた。しかし後半の追加時間は5分、C大阪がゴール前へ放り込んだボールから混戦となり、交代出場していた#15が打ったシュートが仙台DFに当たって向きが変わってゴールイン。疲れのどっと出る展開となり、そのまま1-1でタイムアップになった。

試合後にC大阪サポーターがブーイングをしていたが、それが主審に対してだったのか選手に対してだったのかよく分からなかった。この日の主審は今村義朗、あからさまな失策はほとんどなく、それなりにうまく試合をコントロールしていたと思う。そして試合終了後にセレッソサポーターがベガルタ仙台の応援歌を歌ってくれました。この場を借りて深く御礼申し上げたいと思います。10月には気をつけて仙台までいらっしゃってください。(観衆は11576人)

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by akira-takeuchi | 2011-05-22 14:34 | サッカー

J2第10節・ファジアーノ岡山v栃木SC

自宅から競技場へ向かう2号線バイパスは比較的すいていた。ところが競技場周辺の道路が激混みで、車を止めようともくろんでいた岡山市内某所付近は長蛇の列。それでも何とか車を止めて競技場へ向かったが、スタンドに着いたときすでに栃木のスタメン発表は終わっていた。車を止めたあとでスタジアムまで少し走ったが、それほど日差しが強いわけでもないのに結構蒸し暑いと感じた。この気候だと、リードを許して追う展開になったチームは体力的に厳しいだろうと試合前に感じていた。

試合前に両チームについて簡単にリサーチをしていた。栃木は堅い守備が持ち味で、前線の4人で攻撃の形を組み立てるという。対する今季の岡山は3バックだとか。現在の両チームの成績を考慮すると、岡山の3バックが栃木に押し込まれて5バックになる展開は容易に想像できた。やがて試合が開始される。拮抗した攻防が5分ほどは続いたが、案の定技術に勝る栃木が押し込みはじめる。個々人の技術、パスワーク、フィールドビジョン、ボールへ仕掛けるスピード、そしてチーム全体の意思統一、すべてにおいて栃木が上回っている。たしかに栃木に細かいパスミスも散見されるが、ボールを失ったとしても奪い返すスピードがまた速い。岡山はさしたる攻撃機会もないまま防戦一方となり、前半の20分過ぎに栃木が左CKから#23のヘッドで先制し、さらに前半のロスタイムにはCKからのはね返りを#11がきれいに流し込んで0-2とした。

前半の出来だけ見ていたら栃木の圧勝も予想されたが、不確定要素の多いJ2ゆえどうなることかと思いながら後半を眺めることにした。岡山は後半開始から、#10と#22を投入して得点を狙いにかかる。ホームチームが得点を狙って前がかりになることは、競技場にいたすべての人が分かっていたことだ。しかしこんな初歩的なことすら分かっていなかったのが山内宏志、今日の主審である。前半と違って速いペースで岡山が攻撃したせいで目(足?)がついていかなくなったのか、後半開始から意味不明の笛とカードを連発。最初のうちは、ある程度納得のいく判定にも思えた。ただ、前半と基準の異なる笛に両チームの選手は混乱したに違いあるまい。そんな最中、FKからのこぼれ球を岡山#10が押し込んで1点差とする。ところが主審は勢いづいた岡山の攻撃に水を差す笛を吹き、岡山の選手にも栃木と同数のイエローを提示。同点ゴールを目指すべく攻撃を続ける岡山に対して、栃木は後半半ば過ぎに#7が2度目のイエローで退場になったが、このファウルのときには両チームの選手が言い争いになっており、秩序だった試合の体をなしていたとは言い難い。分かっていることではあるが、J2はプレー以外の面のレベルが相変わらず低すぎる。そしてたとえ首位といえども、栃木は1人減ってはさすがにハンデが大きすぎた。これでさらに勢いづいた岡山は左サイドの#30、交代出場した前線の#10を中心に攻撃を仕掛けて栃木ゴールへと迫る。後半終了間際に岡山が左CKからゴールを陥れたかに見えたが、GKに対するファウルがあったらしく線審に確認の末、取り消しに(その後映像を見たが故意ハンドがあったようだ)。ゴールラインを越えたかどうかの確認であれば線審にするものだが、20メートル以上離れたコーナーフラッグの位置にいる線審が、GKに対するファウルを目視できるわけなかろうに。しかし栃木GKの判断ミスで得たその後の左CKから、こぼれ球をまたも#10が押し込んで2-2の同点となり、試合はそのままタイムアップとなった。

全体的な印象としては、前半に見せた栃木の攻撃が素晴らしいものであったことに疑いの余地はあるまい。前節地元で京都に勝った実力は、フロックではなかったということだ。蒸し暑い日本の夏の時期に同じサッカーを展開できるかどうかは分からないが、好感度の高いサッカーであるといえよう。それに対して岡山であるが、今日の試合は劇的な展開だったし、2点目を奪ったことは立派だったと認めるが、同点に追いついたことに満足しきって前半の不出来さ加減を忘れてしまっている輩の多いことにあきれてしまう。客観的に90分を見渡せば明らかな負け試合だったところを、審判の判定に援助されてようやく引き分けに持ち込んだという印象だろうに。おまけに試合後に“勝ちに等しい引き分けでした”などとアナウンスしているのだから、このチームが強くならないのもうなずける。それ以外で気がついたこととしては、試合の終盤に岡山のセットプレーが連続したが、そのたびに周囲でマフラーを回されて視界を遮断されるのには甚だ辟易した。他人様の視界を遮って何がうれしいのか理解に苦しむが、いい加減に低俗な行為はやめたらどうかと思う。審判の不可解な判定により混乱の生じた試合となった感は否定できないが、それでも前半に栃木が組み立てた攻撃を見ることができただけで15ドルを支払った価値はあった試合だった。

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by akira-takeuchi | 2011-05-04 22:25 | サッカー

J1第8節・ヴィッセル神戸v大宮アルディージャ

高松で行われるSPITZのライブを見に行こうとネットオークションで何度も落札を試みたのだが、コアなファンの繰り出す高額な落札価格にはついていけず、断念して神戸へサッカーを見に行くことに翻意した。高速道路の交通情報を見ると、備前~赤穂付近が15キロの渋滞との表示。しかしめげることなく、車で一路神戸を目指した。最寄りの早島ICから倉敷JCTまでの渋滞を抜けるのに30分以上かかりこれではキックオフに間に合わないかもと覚悟したものの、赤穂付近の渋滞が思っていたほどでもなく、3時間ちょっとで布施畑に到着した。その後、地下鉄で御崎公園へ。キックオフには余裕で間に合うことができ、バックスタンドの上のほうに陣取ることにした。

試合開始前に一同で黙祷をした。もと仙台市民として今回の震災はまことに心が痛むし、一刻も早く仙台を訪れたい気持ちを禁じえないのだが、仕事に忙殺される日々ではそれもままならない現実がもどかしく思える。ただ、間違いないのはサッカーのある日常は、本当に貴いものであるということ。サッカーを見てあぁだこぅだと語ることの許される日々が、実は本当に大切な時間だということを身をもって知った。外国へ行ってサッカー場にたどり着いてキッキオフを待つ間、その場に身を置く幸福を感じていたが、今日は同じ感覚を日本で覚えた。

開始から10分ほどは均衡した攻防だったが、その後20分ほどは神戸が圧倒的に支配した。神戸#31が豊富な運動量で攻撃に絡んでくる動きには目を見張るものがあった。前線の#11や#13と目まぐるしく入れかわりながら、前へ前へと圧力をかけてくる。そして再三のようにサイドからクロスが入るのだが、どうしてもゴールを割ることができない。動きの多い#31が放ったシュートがヒットしなかったり、#11の狙ったFKがGKに押さえられたり、はね返りをシュートし損ねたり。これだけ攻めても得点が奪えないと、サッカーではだいたいよくないことが起きるものだが・・・と思い始めた前半の30分過ぎから徐々に大宮が盛り返してくる。そしてエリア内に大宮#11が持ち込み一呼吸キープしたあと、落としたところに走りこんできた大宮#7がゴールネットを揺らした。その後、同点ゴールを目指して神戸は反撃を試みるが、中盤の#10、#24から前へボールをつなぐことができなくなり、0-1のまま前半が終了した。

後半も5分くらい一進一退の攻防が続いた後、ホームチームが同点ゴールを目指して攻撃をつづける。しかし前半と比べて攻撃がやや一本調子で直線的というか・・・、若干中央に偏りすぎていた感は否めまい。そのなかで作った好機にも、神戸#9のシュートがヒットしなかったり、至近距離から狙った#13のシュートが枠外と、前後半あわせて18本のシュートを放つもゴールネットを揺らすことはなかった。神戸の攻撃がややスピードの変化を欠いていた面はあるが、再三のようにシュートをブロックするなど、この日の大宮DFは最後まで集中している場面が目についた。前半はセットプレーのときにマークがずれていたりして守備のミスがいくつがあったものの、後半はほとんどミスなく守りきった。攻め込まれた後半は、前線の2人に長いボールをつなぐだけの攻撃だったが、リードする展開だったからそれも当然といえば当然か。神戸は後半に3人の選手交代を使って攻撃を重ねたものの、結局0-1のままタイムアップの笛を聞いた。

実はこの試合の主審は西村雄一氏。肺活量が並大抵ではないのだろうが、とにかく笛の音が大きいことに驚かされた。そして微妙なプレーがあったときのジェスチャーが素早くて大きい。倒された選手が反則を取ってほしいと思って主審を見ても、そのときすでにプレーオンの動作をされていたら立ち上がるしかないだろう。プレーと同様、レフリングにもスピードが重要なのだと思わされた。そして大宮サポーターは数が少ないものの、よくまとまっているように感じたのでまた機会があれば大宮の試合を見に行ってみたいものだ。帰りの高速は車両事故のため山陽IC~岡山ICが通行止め、交通集中のため赤穂IC~龍野ICが15キロの渋滞との情報があったものの、私が走行するときには渋滞も通行止めも解消されており、2時間半ほどで帰宅することができた。

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by akira-takeuchi | 2011-04-30 14:24 | サッカー

W杯南アフリカ大会・日本代表に思うこと

今年の日本のサッカーシーンも、残すところ天皇杯の決勝戦(厳密には来年だが)だけとなった。仕事が激増して頭髪の本数が激減した一年だったが、今年のW杯を今さらながら振り返ってみたい。優勝したのはスペイン。スペイン語を話す私としてはうれしい結果である。ボールを保持して攻撃を続けるサッカーでEURO2008に続いてW杯も制覇したことは、世界のサッカーにとってよいことなのだろう。そうはいってもスペイン代表って、FCバルセロナのコピーともいえるのだろうが(笑)。スペインとオランダのファイナリストのほかでは、チリやドイツなど攻撃を主体としたチームが目立っていたような印象が残る。これは冬に時期にさしかかる南半球で開催された影響もあるのだろう。

しかし冷静に思い返してみると、代表チームの存在意義が崩れかかっている大会だったともいえる。そもそも普段は違うクラブでプレーしている選手を寄せ集めただけの代表チームで、スペクタクルな試合を展開することなど到底無理な話。現実的には、代表チームよりもクラブチームの展開するサッカー(欧州CLなど)のほうが、クオリティが秀でていることはすでに証明されているわけだし。クラブチームから多額の報酬を得ている選手が多い現代サッカー界において、代表チームでも同じ情熱を傾けてプレーできようはずがないだろう。10年ほど前までは代表チームには相応のステータスというものがあり、W杯をはじめとする代表の試合では熱くなるものを醸し出していたし、見る側も感じていたものだ。しかしながら、W杯は戦争だとか勝つことがすべてとか言っていたのは一昔前の話。長いシーズンで疲弊した選手たちの多くはW杯を片手間としか考えておらず、フランス代表やカメルーン代表の面々はとっととバカンスに旅立ちたかったに違いあるまい。FIFAが主催するW杯という大会の価値が徐々に落ち始めていることを感じる。

そしてわが国ニッポン。大会前に掲げた目標はベスト4、大会直前に大幅な戦術変更をおこない、恥も外聞もなく4-6-0のフォーメーションで専守防衛のサッカーを展開。披露したサッカーは世界大会でのテレビ中継にすら値しない代物だったが(当然私はほとんど見ていない)、高度順応などサッカー以外の要因で努力した甲斐もあってか運よく予選リーグを突破。カメルーンやデンマークの低調なパフォーマンスと、宝くじに当選するような幸運にも手助けされた結果であることに、日本国民の多くは気がついていないようだから笑える。

その後PK戦での敗退が決まり、大手を振って帰国した選手団を歓迎一色で出迎える人々。正直なところ、あの人たちの頭は正常なのかと疑ってしまう。未来のサッカーをダメにする類のプレーしか展開しておらず、大会前に掲げたはずの目標すら達成していないというのに、何を歓迎する必要があるのか理解に苦しむ。勝負にこだわったゆえのあのサッカーなのかとも思っていたが、結局国民はまったく勝利に拘泥していなかったのね。そうでなければ、敗退して帰国した選手団に腐った卵を投げつけていたはずだから。0トップのサッカーでW杯制覇が狙えるのであれば私も賛同したいとも思うが、あのサッカーで2050年までにW杯優勝が狙えると本気で考える人がいるのなら、一度病院で頭を診てもらったほうがいいだろう。

驚いたのは、大会後にサッカー批評などを読む限り、今大会での日本代表監督の仕事を評価する意見が多かったことだ。ほとんどインスパイヤーされることのない凡庸なプレーを続け、目標のベスト4には届かない中途半端なベスト16という結果で、日本という国では監督がいい仕事をしたと評価されてしまうらしい。しかもネット上では監督に謝れなどと議論されていたというのだから、あきれ返ってしまう。大会前にベスト4などと大風呂敷を広げておいて、目標を達成できませんでしたと謝るのは監督のほうだろうに。あのサッカーでW杯ベスト4は、どう考えてもあり得ない。カメルーンとデンマークのあの不出来さ加減を考慮すると、オシムが監督を続けていたとしてもベスト16は固かったと思われる。結局のところ、ここの国にはサッカーを本質的に知る人も少なければ、将来におけるサッカーの発展をまじめに考える人も少ないことを実感させられた大会であったといえよう。同じベスト16でも韓国のサッカーとは明らかな差があったことに、もう少し多くの人が気がついてもよいのではなかろうか。
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by akira-takeuchi | 2010-12-31 11:30 | サッカー

J1第33節・ガンバ大阪v横浜Fマリノス

一ヶ月ほど前のことになってしまったが、梅田の金券ショップでゲットしたチケットで万博競技場へ行ってきた(買値は当然定価以下)。G大阪#7とか横浜FM#25などはたまには現場で見てみたいものだし、最近売り出し中の横浜FM#40を見てみたいと思ったもので。ちょっとミーハー気分丸出しかな(笑)。まぁ、たまにはそんな動機で現場へ赴くのも悪いことではあるまい。横浜FMが連敗中のため試合前日のtoto予想ではG大阪勝ちとしてみたものの、大阪へ向かうバスのなかで何となく嫌な予感がしていた。なぜならば過去の万博でのマリノス戦では、昔から伝統的にG大阪は楽な試合が意外と少ないからだ。案の定というべきか、悪い予感というのは的中してしまい、試合開始早々に左サイドから崩されたG大阪は、横浜#25に先制ゴールを許してしまう。さらに#25のFKから#9が決めて、G大阪は2点のビハインドになってしまった。その後エンジンのかかったG大阪はFK、CKから再三のチャンスを作るも、これを決めきることができず前半を終了した。横浜が早々にリードを奪ったこともあり、自陣に籠城していたことも影響していたか。

後半になりG大阪はあまり目立っていなかった#22と#10を下げて#8、#9を投入して点を狙いにいった。前半よりは明らかに選手の動きがよくなり、ボールが動く領域も広くなり、さらには中盤でルーズボールに対する働きかけも速くなった。そしてシュートを何本も放ったものの決め手を欠いた。対する横浜も後半20分過ぎに2度続けてFWが相手GKと1対1になるチャンスを迎えたが、両チームともにゴールネットを揺らすことはないまま後半の45分が終了し、0-2でタイムアップとなった。全体的な印象としては90分通して無駄な反則で止まることの少ない試合だったと思う。さすがに横浜#25はいいところにパスを出すし、直接ゴールを狙ったFKは斬れていたと思う。この日の試合でいちばん驚いたプレーは、前半の早い時間帯に横浜の左SBからオーバーラップした右SBの#35へ通した50メートルほどのパスである。前半は横浜#35の動きがよく、何度かチャンスになっていた。

試合開始からしばらくの間、G大阪に比べて横浜FMの動きがよかったのは、試合前の整列のときにウィンドブレーカーを着ていた影響があったのかもしれない。試合終了後はホーム最終戦のセレモニーがおこなわれたが、日が沈んで急に冷え込んできたためセレモニーの途中でスタンドを後にした。

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by akira-takeuchi | 2010-12-29 14:23 | サッカー

2011年度サッカー3、4級審判更新講習会

サッカー部に所属していた頃に部費で取得させてもらった4級審判の更新講習があったので、今年も自費で参加して受けてきた。ファウルのうち、手の反則使用(ホールディング)とそれが警告に当たる場合などについて、県のサッカー協会が編集した映像を見ながら判断の見解を聞いた。協会の講師いわく、ルールブック上は相手競技者を抑える行為はその行為があった段階で、不用意でなくても無謀でなくても過剰な力で犯されなくても、相手チームには直接FKを与えることになっている、とか。だから今年は手で相手選手を抑える反則を昨年までより厳しく取っていると言われることもあるが、ルール解釈が変わったわけではなくてルールブックに従っているだけであると言っていた。まぁ・・・、審判をやっていると反則を取らなくて流してもいいようなホールディングの場面に出くわすことも多いし、実際に見た映像でもアドバンテージを取って試合を続行しているものもいくつかあったので、反則を取るかどうかの判断は難しいものがあると思うが。

ほかの案件としては、ペナルティキックのときのフェイントについて競技規則が改正されたとの説明があった。PKの助走中のフェイントは認められるが、助走を完了した後、つまり蹴るときの軸足が地面についた後にフェイントをすると警告対象になるのだとか。別の案件としては負傷した競技者が出た場合に担架を呼ぶことがあるが、このときドクターは競技場内に入れないことになったらしい。これまではドクターと一緒に担架搬送者がフィールドに入っていたが、余計な中断を防ぐ意味で、担架だけを呼ぶことができるようになったようだ。

そして最後に衝撃的なことがあった。審判が間接FKを取ったときは、蹴った後でボールが誰かに触れるまで審判は手を挙げておかなくてはならない。しかしこの挙手を怠り、攻撃側の選手が蹴ったFKが直接ゴールに入ってしまったらどうなるだろう?過去にこんな事例が岡山県リーグの試合(?)であったらしく、講習会でその映像を見せられた。単に間接FKが相手ゴールに入っただけなら、ゴールキックで試合再開になることは知っていたし、見せられた映像でもいったん認めた得点を取り消してゴールキックで試合を再開していた。しかし実際は、この場合はそうはならないらしい。審判が間接FKの合図である挙手を怠り、攻撃側の選手がFKを蹴って、その結果直接ゴールインしてしまったら、このFKは間接FKとして再度蹴りなおすことになるのだとか。最新版の競技規則123ページに、その旨がはっきり記載されている。さすがにこのルールについては、私はまったく知らなかった。というか、間接FKを取ったのならその合図を最後までするのが審判の務めだろうに。しかしそれを怠ったときの場合まで想定してルールが規定されているとは、アバウトな規則が多いサッカーのルールの中では珍しく厳格だなと思わされた次第。ルールが細かいところまで規定されているのは野球だけだと思っていたが、サッカーもルールも細かいところまで正確に理解していないと、試合を眺めることすらおぼつかないのだと痛感させられる事例だった。
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by akira-takeuchi | 2010-11-21 13:22 | サッカー

J1第29節・ヴィッセル神戸vベガルタ仙台

仙台から知人が来るので、また関西方面へ行ってきた。試合前に話を聞いたところ、仙台と比べると神戸界隈は暖かくて過ごしやすいと言う。たしかに東北地方と西日本とでは気温に5℃くらいは差があるので、仙台のほうはもう冬が近いのかなと思った。それはさておき、試合を見た感想をざっと書いておこうと思う。

J2降格回避に向けてあとがない神戸は、試合前半の立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けてきた。そして開始から3分ほど、#17が放ったシュートが仙台GKの目測誤り(?)もあってゴールネットを揺らした。GKの正面に飛んだミドルシュートだったので、スタンドで見ていた私はまさか入るとは思わなかった。バウンドが変わったとか、思っていたより曲がったとか、そんなことでもあったのだろうか。前半は神戸の中盤の動きがよく、仙台にほとんどチャンスを作らせていなかった。ただ、ヴィッセルの試合は毎年見に来ているが、客観的に見てどうしてゴチャゴチャしたサッカーしかできないのかいつも不思議に思ってしまう。前線にいる#11の能力を持て余し気味という印象で、中盤にボールが収まる選手がいれば(注:この日は#10が出場停止だったが)#11は一年間で20ゴール挙げることも可能と思ったが。そんなわけで、結局のところ中盤は削除されて長いボールが中心の攻撃。たまに右SBが上がってくるくらいで、見ていてそんなにおもしろいサッカーには思えなかった。そんなことを考えているうちに、仙台DFのクリアが小さくなったところを神戸#7が直接押し込んで2-0になった。試合の後半は仙台が主導権を握ったが、いかんせんこの日の神戸は中盤での守備がよく、仙台#20、#10にいい形でボールを持たせることがなかった。前のほうでボールを持てない仙台は、全体的に選手の攻撃参加するタイミングが遅れていた。この試合の後で西京極へも行く予定だったため、後半35分でスタンドを後にした。日和がよかったせいもあってか、観衆は12052人だった。

そういえば試合には直接関係ないが、ホームズスタジアム神戸の芝生の根付きの悪さは本物のようだ。たかだか20分ほど試合前に選手がアップをしただけで、芝生のあちこちが剥がれまくっていた。そのあと修復しても、試合の前半だけでピッチは穴ぼこだらけ。しかもスタンドから見た感じだと、なんとなく地面も柔らかそうに思えた。これからのシーズンはサッカーだけでなく、ラグビーにも使用するので芝の傷みはひどくなる一方かと思うと気の毒に思える。それとこの日の審判は最悪で、スローインすら見間違うほどのレベルの低さ。全然危険ではない神戸の選手のスライディングタックルにイエローを提示するなど、判定基準はメチャクチャ。目が見えているのかも怪しいような判定のオンパレードだった。今後の観戦予定に向けて、壊れた試合を避ける意味でも佐藤隆治の名前だけは覚えておいたほうがよいのだろう。

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by akira-takeuchi | 2010-11-13 11:44 | サッカー

J1第29節・京都サンガv川崎フロンターレ

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by akira-takeuchi | 2010-11-06 23:59 | サッカー

J1第27節・セレッソ大阪vベガルタ仙台

仙台から知人が大阪に来ると聞いて、このほど改装されたキンチョウスタジアムへ行ってきた。妻と出かけることになっていたため、ネットオークションでメインスタンド中央付近の席を落札して現場へと向かった。初めて入場した長居球技場改めキンチョウスタジアムはピッチとスタンドが非常に近く(ビジターゴール裏を除く)、サポーターの歓声や歌声が私の座っていた席までよく届いてきた。ちょっと照明が薄暗いようにも感じたが、椅子には座布団も用意されていて快適観戦だった。周囲はセレッソをひいきにしている人ばかりだったが、彼らの反応を見ているとサッカーをよく見に来ているのだと感じた。身体がでかくて声もでかい人が多いと感じたのは、大阪の南部ではラグビーが盛んなことも影響しているのだろうか。

久しぶりに見るJ1のサッカーはすべてが速くて正確で、選手のプレーに圧倒されっぱなしの90分だった。事前にある程度の情報収集をしてから試合を見に行ったが、スタンドで両チームのフォーメーション図を描くのに試合開始から10分もかからなかった。秩序だった攻守が私の脳裏に焼きついたということなのだろう。特にセレッソ大阪のサッカーは、攻撃参加する選手が多くて衝撃的だった。システムは4-2-3-1で、FWの#9と2列目の3人だけでなく両SBの#28と#20もチャンスと見るやすかさずオーバーラップする。これほど攻撃に重点を置いたサッカーは、現在のJリーグでも異色の存在といえよう。

試合を通じてセレッソが圧倒的に攻めつづけたが、どうしてもゴールを割ることができなかった。前半にセレッソ#7が狙いすまして放ったシュートは右ポストに当たって外れた。ほかに何度もセレッソはSBの攻撃参加を生かして分厚い攻めを展開したが、ベガルタGKのナイスセーブが4~5度あり、ゴールを陥れるところまでは至らなかった。後半ロスタイムに得たFKを#9が狙ったが、これもゴールポストに阻まれてタイムアップの笛を聞いた。ベガルタは試合開始から後半途中までは4-4-2だったが、#24を下げて#7が入ったあたりからは4-5-1気味の守備に重点を置いたシステムになり、引き分け狙いの試合運びに変えてきたようだった。セレッソが放ったシュートは24本に対し、ベガルタは3本という公式発表だったが、スコアが0-0でも見ていておもしろい試合というのは存在するものだ。

正確なパス交換と大きなサイドチェンジ、後半になっても落ちない両SBの運動量、そして敵陣に入ってからの攻撃のアイデアの豊富さは、地元で見ているJ2とは雲泥の差があった。J2下位の試合を見ることに意味がないとは思わないが、それを見ているだけではサッカーに関する造詣を深めることはできまい。やはり機会があればJ1上位チームの試合を見てサッカーを見る目を養っておいたほうが、外国へ行ってサッカーを見るときにも役に立つというものだろう(注:最近は外国へも行けていないのが実情だが)。観衆は9441人だったが、競技場のキャパシティが2万人程度なので空席が目立つこともなく、大阪南部の熱い応援とベガルタサポータの歌う応援歌が記憶に残る試合だった。

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by akira-takeuchi | 2010-10-24 23:45 | サッカー

J2第28節・ファジアーノ岡山vヴァンフォーレ甲府

プロサッカーの興行としてはあまりに酷い。ひどすぎて見苦しささえ覚える試合だった。金を払って欠陥商品のような試合を見せられては、一人の観衆として憤りを禁じえない。パリーグ優勝のかかった福岡ソフトバンクホークスの試合がナイトゲームだったので、今日の午後はKankoスタジアムへと足を運んだが、無駄な時間を過ごしただけだった。J1昇格という明確な目標のあるヴァンフォーレ甲府と、いくら負けても降格することもないアマチュア同然のファジアーノ岡山との間に存在する、試合に対するモチベーションの差がスコアとなって顕在化したと言ってしまえばそれまでか。上位と下位の力量差が大きいJ2でこのような試合が頻発するようでは、Jリーグを安易に拡大する方針(J2を22チームまで拡大する予定)にも再考の余地があるだろう。そして、私の知っているほかのJリーグのチームや諸外国であれば、地元で0-4の敗戦を喫したらブーイングだけでなく水の入ったペットボトルがグランドに投げ込まれることだってあるように思うが、試合終了後は当たり前のように整列した選手がスタンドにあいさつしていることにも驚かされた。

冷静に思い返してみると、甲府は0-0で迎えた前半の終了間際に敢えて攻撃せず守りを固めることに重点を置いていた。守備を固めて先に失点さえしなければ、岡山が消耗する後半にいつでも点が取れると踏んだのだろう。たしかに甲府の#4と#5が中心に陣取る最終ラインは安定しており、岡山の攻撃でゴールを陥れることは最初から不可能なように思えた。甲府の守備の素晴らしいのは、相手ボールになったときにFWの3人もさぼらず前線からチェイスすることだ。そして昨年の加入当初ははね返すだけのDFだった#5(失礼)が流れの中でチャンスと見るや攻撃参加し、足で見事なトラップを決めてシュートを放つシーンには驚かされた。前半は岡山の守備の前に攻撃が実らなかったが、後半になると甲府の持つ攻撃力ばかりが目立つ試合になった。後半開始早々に左からのFKを#11が頭で合わせて先制すると、#10が狙いすましてミドルを右隅に決めて2点目を挙げた。さらにボールを持って突進した#11からのスルーパスを受けてGKと1対1になった#15がゴールに流し込んで追加点を挙げ、終了間際には相手DFからボールをかっさらって#11がダメ押しの4点目を決めた。

前半の岡山はFWの#9と#19が攻撃に守備にと奔走していたが、あの運動量は90分続かないだろうと思っていた。前半はよく守ったがこの2人が交代した後半は特に見るべきところもなく、マークの甘さと雑な守備だけが印象に残った。甲府に3点目と4点目を許したシーンは、プロのチームのプレーとは思えなかった。一度JFLに降格してアマチュアからやり直す以外にこのチームを強くする手立てはなさそうだ。
そういえば試合前に、ファジアーノサポーターがルパンⅢ世のテーマを歌っていた。ヤクルトスワローズのチャンステーマから取ってきたのか、高校野球の応援を見て真似をしたのか。選手入場のときのオーバーザレインボー(千葉ロッテ)にしてもチャンスのときの応援(HondaFC)にしても独創性はなく、どこかの応援の二番煎じばかりというのは読売ジャイアンツにも似ている。高校野球の応援からパクってくるのなら、今年の新潟明訓の応援から取ってくればいいのに。新潟明訓の応援の選曲が秀逸だったということは、ネット上でしばしば語られており私も認めるところなのだが。このたぐいの応援文化というものに関しても岡山は不毛の地であるゆえ、各種スポーツの応援に精通した人が少ないことも嘆かわしく思える。

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by akira-takeuchi | 2010-09-27 00:08 | サッカー