カテゴリ:サッカー( 156 )

J2第2節・ファジアーノ岡山v横浜FC

先週のファジアーノ岡山の勝利は、まぐれだった。換言するなら、福田が出場できず混乱していた愛媛が弱かったというだけのこと。勝ったからといって必ずしもファジアーノ岡山が強かったわけではないといういうことである。今日の試合では前半開始早々に失点したあと同点ゴールを目指したが、いい形で相手DFを崩してペナルティエリアに侵入できたのは90分でわずか2度ほど。これでは得点力不足うんぬんを議論することすらできまい。前半はいい形のパス回しで相手DFをかわして前進する場面も見られたが、後半は無為にボールを前へ蹴るだけでボールの収まりどころもなく、攻撃の意図がまったく感じられなかった。得点の予感がしたのはセットプレーのときと、遠目から放ったシュートがゴールマウス周辺に飛んだときだけ。たしかにセットプレーは得点チャンスだが、ファジアーノ岡山は背の高い選手を揃えているわけではないから、ゴールを陥れるのはそう簡単とは思えない。

逆に言うと、横浜FCの守備は相当に固いと思ってよさそうだ。球際に強くて身体を張る選手が多く、いいタイミングで足を出して相手ボールを奪うシーンが何度もあった。横浜FCの今日の勝因は、多くの選手が守備で貢献したことだといえよう。昨年は不本意な成績に終わったが、今シーズンはまた昇格を目指している横浜FCにとって、ファジアーノ岡山との試合はそれほど難しいものとはならなかったようだ。前半開始早々のセットプレーから横浜FC#20が押し込んで先制点を挙げ、この1点を守りきって0-1でタイムアップの笛を聞いた。観衆は10725人、晴天のもとでおこなわれた試合だった。

今シーズンからファジアーノ岡山のユニホームが変わったが、今日そのデザインを見て失笑した。ペナルティ社の新しいユニホームは、白の横縞が何本か入り、右肩のところに紺色の模様が斜めに入ったデザインのもの。私の目が慣れていないだけかもしれないが、こんなダサいユニホームは現在の日本代表とファジアーノくらいではなかろうか。ユニホームに用いられる色の数が増えると、どうしても不細工に見える。これだけ不恰好なユニホームを世に送り出すことのできるペナルティ社には、センスというものがまったくないと思ってよさそうだ。それと、今日の試合では以前ベガルタ仙台に所属していたシルビーニョの姿を見ることができて、個人的にはとてもうれしく感慨に浸っていた。

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by akira-takeuchi | 2010-03-13 23:11 | サッカー

J2第1節・愛媛FCvファジアーノ岡山

今日の西日本は朝から冷たい雨が降ったりやんだりの一日だった。わが町の倉敷マスカット球場では阪神タイガースのオープン戦が開催されたが、あまりの寒さに腰が引けたため、現場へは行かずにスカイAでテレビ観戦。そして4時からは地元某国営放送がJ2の開幕戦を放送していたので、お茶の間でぬくぬくとテレビ観戦することにした。中継では日本代表の元監督でもある加茂周が解説をしていて驚いた。それと、今シーズンからベンチ入りの控え選手が2人増えて7人になっていたことは知らなかった。

私は愛媛FCのサッカー場へ行ったことはないのだが、高速のインターから近くて山の上にあると聞いたことがある。そのせいか、現地から送られてくる映像を見て、かなりの強風が吹いているように思えた。グランドのところどころには水が残っており、選手が走ると水しぶきが飛び散っていた。お世辞にも良いコンディションとはいえないなかでプレーしている選手を見て、ちょっと気の毒に思った。

テレビではグランドで何が起こったすべてのことを知ることはできないが、映像を見た感じだと、両チームともフォーメーションがはっきりせず攻撃の起点がどこなのかよく分からなかった。無為にボールが左と右を往復するだけの凡戦のように思えたのは、グランドのコンディションにも一因があるのだろう。まぁ・・・、愛媛は主将の#24が諸事情あってスタンド観戦を余儀なくされたため、その影響は否めなかったとは思うが。ただ、金を払って現場へ足を運んでおきながら、見せ付けられた試合があの程度の内容だったら、この私は黙っていなかったことだろう(このブログを読んだことのある方ならお分かりになると思うが)。そんなわけで、今シーズンのファジアーノ岡山のサッカーを検証するには、今日の試合をテレビで見ただけでは不十分のように思う。

ただ、基本的なことだとは思うが、サッカーでは当てて落とすの動きが重要だ。今日の岡山の攻撃でそのような動きを何度か確認できたことと、短いパス回しで前進しようとする展開が目についた点は、昨年とは異なっていると感じた。今日の試合では愛媛の失策に助けられた面が多分にあるとはいえ、大いに改善された点であるといえよう。

後半の終了間際には愛媛の猛攻を受け、岡山DFは肝を冷やしたことだろうが、何とか凌ぎきった。後半開始早々に決めたPKによる1点を守備陣が守りきったことはよかったとも思うが、愛媛のサイド攻撃を何度か簡単に許していたことを見逃してはなるまい。1人のFWだけで簡単にサイドを突破されていたシーンが目についた。このあたりの守備に気を配っていないと、もっと得点力のあるFWがいるチームには昨年と同様、簡単にゴールを献上するのではないかと思った。

・・・とまぁこんな感じで、昨年以上の辛口モードで試合を見た感想を書きつづっていきたいと思っていますし、その私を黙らせるようなサッカーが展開されることを期待したいです。
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by akira-takeuchi | 2010-03-07 19:18 | サッカー

2009年度ファジアーノ岡山報告会

先日ファンクラブから、2009年度ファジアーノ岡山報告会を開催するとの案内が届いた。昨年、私はこの報告会に参加できなかったので、今年は都合をつけてなんとか参加しようと思っていた。報告会でフロントから今シーズンについての報告を聞き、来季に向けての展望を画策したいと思ったからだ。というわけで、今日は電車でママカリフォーラムまで出かけてきた。

しかし、あに図らんや、そこに展開されたのはクラブの今後を建設的に検討する報告会ではなくて、単なるファン感謝デーだった。歓談と称された時間が設けられ、社長や選手と握手をしたり、写真を撮ることができるようになっていた。選手のサインをほしいと思ったり、選手と記念写真を撮りたいと思うような人なら、参加する価値のある集いだったのだろう。しかしポール・ルグエンやエリック・カントナのような有名選手ならいざ知らず、ふつうの服を着ていたら誰だか判別できない選手と一緒に写真を撮ってもねぇ・・・(失礼)。

常々私は個々の選手よりも、チームがどんなサッカーを展開するのかにより多くの興味を持っている。というより、選手一人ひとりにはほとんど興味がない。そんな私のような人種は、この報告会にはまったく必要とされていないのだと感じた。正直なところ、時間の無駄だったといっても過言ではない。そんなわけで歓談の最中、私は携えていた日本経済新聞とGroundtastic(英国の雑誌)を読みふけっていた。報告会ではファジアーノが決めたゴールをご丁寧にすべて映像で見せてくれたが、失点したシーンを流してどこに原因があるのかを議論したほうが今後のためになると思ったのは私だけだろうか。ちなみにファジアーノは今シーズン、挙げた得点の2倍以上失点している。

いずれにしても、毎年3000円払ってもたいした特典がないファンクラブ(月に1度くらいしか現場へ行けない私は入らないほうが得)、そして試合当日の会場運営(ゴール裏の芝生で試合中に子どもが遊びに興じている)など、サッカーチームとして改善すべき点は多々あるというのがファジアーノ岡山の現状だ。この状態で、果たして今後も岡山の地にサッカーを根付かせていくことができるのかどうか・・・。

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by akira-takeuchi | 2009-12-13 00:56 | サッカー

J2第50節・ファジアーノ岡山vヴァンフォーレ甲府は欠場

今日は朝から寒い一日で、しっかり着込んで出かけようと思っていた。しかし午後2時からテレビで中継されていた鹿島vG大阪を見て、出かける気力はすべてなくなってしまった。鹿島が自由自在にボールを散らすあのサッカーをお茶の間で見たあとで、寒いなか現場でJ2につきあえるほど私は忍耐強くはない。わざわざスタジアムまで出向いても、気温も寒けりゃ、試合の内容もお寒い始末、そしてその先に見えてくるであろう結果も・・・。修行僧でもないかぎり、15ドル(1300円)も支払って寒風吹きすさぶなかで90分間耐えることなど不可能だろう。

正直なところ、私はここのところの過密日程が祟っており、体力的にも精神的にも参っていた。そんなわけで、今日の午後は自宅でゆっくりすることにした。サッカーファンとしては非常に不本意であるが、ファジアーノ岡山の今季地元最終戦に現場で立ちあうことができなくて申し訳なく思っている。今日の試合に関しては、来場者に記念品(メモリアルカード)を配るなど、それなりの営業努力はしたようだから、ある程度(1万人)の観衆が集まったことを願いたい。

ファジアーノ岡山が今年一年で成功したことといえば、ある程度の集客にめどがついたことだけ。試合会場の運営、選手獲得や育成などの長期的なチームの運営(経営ともいえる)、そして監督と選手の人材不足、練習場の確保など、問題は山積しているのが現状だ。この現状を直視し、来年は今年を下回る成績(J2に昇格するチームがあればの話だが)にならないようにすることが最低限の目標だろう(まだ今年も最下位が確定したわけではないが)。少なくとも私が見るかぎり、今年は15ドルを払って見るに値する試合は皆無といってよかった。

最後に、先週見てきたマクシミールスタジアムの写真を載せておくことにする。

 スタジアム脇にあるモニュメント
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 メインスタンドと北側ゴール裏スタンド
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by akira-takeuchi | 2009-11-28 19:07 | サッカー

2010年度サッカー審判更新講習会

2010年度サッカー審判更新(3、4級)の講習会に行ってきた。10年以上前に4級の審判講習会に参加して以来、毎年更新講習には参加している(自費で)。サッカーのルール解釈については、FIFAや日本サッカー協会から毎年のように細かい変更がなされる。今では私はサッカーをプレーすることはないのだが、ルール解釈に関する最新の情報を聞くことができるので、更新講習は貴重な機会なのである。

今回の講習でも、オフサイドのルール解釈について変更がなされていた。というか、一文(長くなるため敢えてこの場に記載しないが)が追加されていた。この変更が、昨年のEURO2008のオランダvイタリアの試合で、ファンニーステルローイが決めた1点目がきっかけとなっていることは明らかだった。要約すると、プレー中にフィールドから離れたDFは、次にプレーが停止するまでは、ゴールライン上にいるものとみなされるという解釈になるそうだ。

つまり、この一文が追加されるまでは、あのファンニーステルローイのゴールはオフサイドであり無効だったという判断も可能だったわけか?一文追加したということは、ルールに不備があったことを認めているわけだし(笑)。実際には試合後に、UEFAがオンサイドだったと公式の見解(というか単なる解釈)を発表したようだが。

しかしこれがもし、イタリアのDFパヌッチ(GKと衝突してゴールライン外に吹っ飛ばされていた)が衝突の影響で骨折などの負傷を負ってしまっていた場合には、当時のルール解釈では負傷してフィールド外に出ていると判断され、すぐにプレーに戻ることのできるDFとみなされないから、オフサイドになってしまっていたというわけか。なんともあいまいなルール解釈といえるし、サッカーのルールなんてものは所詮その程度のゆるい規定でしかないことが多いからね。

まぁ・・・、オランダvイタリアの試合でのファンニーステルローイのゴールに関しては、オフサイドというルールの趣旨に鑑みて判定すれば、オンサイドだったという判断は妥当だったのかもしれない。でももし私がこのとき線審をしていたら、ほぼ間違いなく旗を上げてオフサイドを取っていたと思う。理由は、パヌッチはフィールドの外にいるのでDFに数えないと判断するから。それが正しい判断であるとも、間違った判断であるとも、説明はできないと思う。今後は、ルール解釈に一文が追加されたから、同じような事例に当たったときに旗を上げないようにすればいいだけのことなのだろう。

それにしても、このファンニーステルローイのゴール(オフサイド)について、ネット上で好き勝手なことを言っている人々の多いこと。たいした根拠もなく、単なる思い込みでああだこうだと論った文章を目にしても、得るものはまったくなかった。やはり正しいルール解釈を勉強したうえでサッカーを見ないとね。

このオフサイドの解釈以外にも、試合中に退場者が出て11人対10人になったあとのPK合戦では人数が多いチームのプレーヤーの数を減らして同数としてからPK合戦をおこなわなければならないとか、以前はベンチに戻らなければならなかったテクニカルエリア内で指示した役員(監督)はベンチの所定の位置に戻らなくてもよくなったとか、いろいろな変更点を教えてもらった。サッカーでも野球でも、ルールについては正しい知識を持ち合わせていたいものだ。
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by akira-takeuchi | 2009-11-08 23:36 | サッカー

ナビスコカップ決勝戦・FC東京v川崎フロンターレ

やはり、決勝戦というものには独特の雰囲気がある。今年は地元でのJ2しか見れていないせいか、満員のスタンドで試合を見ることに少しばかり興奮してしまった。両チームのサポーターともに、ほぼ90分間応援が途切れることがなかったのはすごいと感じた。この試合に懸ける意気込みをよく表していたのだと思う。私は午前中に諸般の事情があったため、スタンドに到着したのがキックオフのわずか10分前だったが、もっと早く着いておけば試合前の雰囲気にもっと浸ることができたのではないかと後悔したくもなる。

前半は試合開始から、川崎が攻撃を仕掛けてきた。はじめの15分ほどは、圧倒的に川崎が試合を支配した。FC東京が中盤でボールを失いすぎたともいえるし、川崎の守備がよかったともいえる。それにしても、両チームの選手ともボールタッチがやわらかく、ボールを奪ってからの選手の動き出しが速いこと。このレベルになると、マイボールになるとあっという間にボールがスペースに展開される。そして攻撃だけでなく、中盤での守備も素早い。ボールを保持しても、ちょっとボールとの間にギャップができるとDFがすかさず身体を寄せてくる。身体の寄せ方がうまいというか、身体を寄せるのが速いというか・・・、J2のスピードに慣れた私の目には、すべてが素早いと映った。

田舎に住む私にとって、FC東京も川崎も洗練された都会のチーム。名前を知っている選手は何人かいるが、普段どんなサッカーを標榜しているのかは、まったくといっていいほど知らない。最近ではテレビでサッカーは見ないし、J2がおこなわれる現場へしか行かないのだから、それも当然なのだが。前半、何度か迎えたチャンスを川崎がはずしたあと、20分過ぎにFC東京#28の放ったミドルシュートが決まって試合が動いた。ここまでFC東京のGKがいい守備をして川崎の攻撃を防いでいただけに、川崎にとってフィスティングのミステイク(?)は結果的に痛恨だったといえる。それまで圧倒的に攻めていた川崎も、この1点で流れをつかむことができなくなり、1-0のまま前半を折り返した。

やがて後半が開始された。後半は、開始からFC東京が攻撃を仕掛けてきた。そして後半になって初めてチャンスらしいチャンスを迎えた川崎が、その後CKを得た。しかしこのセットプレーから一気にFC東京が逆襲。絵に描いたようなカウンターで敵陣に達し、左から上がったクロスを#13が頭で押し込んで追加点を挙げた。このプレーのとき、FC東京は2人しか走っていなかったはずだが、その2人でゴールを決めてしまうのだから恐るべしといえる。少なくとも、私が見慣れたJ2では起こり得ないプレーだろう。そして後半30分以降、川崎は猛攻をしかけた。しかし放ったシュートはクロスバーをたたき、FC東京のGKが再三にわたって好守備を見せたこともあって、このまま2-0でタイムアップの笛を聞いた。

“勝ったことがあることが、勝つための条件である”とはアラン・プロスト(F1レーサー)の言葉だが、今日の試合はまさにその言葉を表すような展開にも思えた。これを具体的に説明するのは難しいのだが、どんな競技でも勝てば優勝という試合には独特の雰囲気があり、不確定要素が多くなる。その試合に勝つには、それを経験したことがある者のほうが圧倒的に有利なことは、過去の歴史が証明している。この日の川崎にはハードラックな結果となってしまったが、誰でもこの決勝戦でプレーすることは許されるわけではないのだから、せめて表彰式のときくらいまでは行儀よくして振舞ってほしかったと思う人も多いのだろう。

思うに、サッカー界の表彰式で準優勝メダルをすぐに外したのは、私が知るかぎり、バルセロナでおこなわれた99年5月のチャンピオンズリーグ決勝戦でのローター・マテウスが最初だった。この試合でバイエルンから退くことを決めていたマテウスにとって、受け入れがたい結末となってしまったこともあって、首にかけられた準優勝メダルを外したのだろう。それから10年が経過し、このシーンを見て育った子どもたちが、現在では大人になってJリーグでプレーしているのだから、マテウスの真似をしようと思う選手がいたとしても不思議ではない。しかし、この行為が様になるマテウスのような選手と、そうでない人の2種類の人種が世の中には存在することを知るべきだろう。

結局、川崎は準優勝の賞金(5000万円)を自主的に返還し、一部の選手には出場停止の処分を課したとか。まぁ・・・、表彰式での態度が悪かったからといって賞金を返せと言った主催者側も大人気ないとは思うが、テレビでも映っていたのだろうし、やはり世間の目というものがあるから仕方ないのかなという気はする。ただ、表彰式の最中に態度が悪いと目につく選手がいることに気がついたら、それを叱り飛ばすような存在の選手が川崎にいなかったのかどうか、それが気になる。チームとしてプレーする以上、味方を容赦なく叱咤する選手の存在は、チームが苦境に立たされたときほど大きいと思うのであるが・・・。

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by akira-takeuchi | 2009-11-07 09:13 | サッカー

J2第41節・ファジアーノ岡山vコンサドーレ札幌

正直なところ、スコアに表れる以上に両チームのサッカーの完成度に差があった。札幌は3点取ろうと思って試合に臨んでいれば3点を取ることも可能だっただろうが(実際に岡山GKの好セーブがなければスコアは0-3だった)、1点を挙げたあとの後半は守りに重点を置いてきた。1トップ以外の9人の相手フィールドプレーヤーが守備に徹していては、個の能力で突破できないファジアーノ岡山がどんなにボールを保持しても、守備を容易に崩すのは不可能というものだ。その様子は、まるで度の合っていないコンタクトレンズをつけた選手がピッチをさまよっているかのようであり、後ろでボールを回しているだけで時間が経過していった。作戦の差とも、監督の差とも言える。試合の後半はほとんど見るところがなく、そのまま0-1でタイムアップの笛を聞いた。

札幌のシステムは4-1-4-1だったが、前半を開始したときには左サイドにいた#7が10分ほど右サイドでプレーしたり(#27と入れ替わっていた)、さらには#11ともポジションチェンジする場面もあったので、相手DFの弱い部分を探していたのかなと思う。その後#7は左サイドでプレーするようになり、前半30分過ぎにペナルティエリア付近でボールを受けて大きく切り返し、左足でこの日唯一のゴールを左隅に流し込んだ。試合前に札幌FWの得点力は優れていると聞いていたが、それ以上に今日の試合では#18の動きが目についた。ボランチを一人で90分間プレーし、攻撃にも守備にも何度も関わっており、その運動量は尋常ではなかった。ただ、札幌のこのサッカーをもってしてもJ1昇格は遠いのだから、J2の戦いは本当に難しいものだと思う。観衆は8367人、9月にしてはやや蒸し暑い中での試合だった。

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by akira-takeuchi | 2009-09-24 00:31 | サッカー

J2第32節・ファジアーノ岡山v東京ヴェルディ

今日の岡山県地方は暑い一日で、夕方になっても非常に蒸し暑かった。岡山地方法務局・人権擁護啓発dayと銘打って県庁(岡山市役所か?)に無料招待券をばら撒いたのか、スタジアムには公務員風の男性が目についた。会場に先着で桃のプレゼントがあったり、出店も多く営業しており、営業努力の甲斐あってか試合開始前からスタジアムには多くの人がつめかけていたようだ。私は仕事のあとで早島ICから岡山ICまで高速を飛ばし、なんとかキックオフに間に合ってスタンドに着くことができたが、すでに先発メンバーの発表が終わったあとだった。

やがて曇り空のなかで試合が開始された。大方の予想通りキックオフから個人技に優る東京Vが試合を制圧し、5分くらい経過したあとは4トップの態勢を取ってきた。自陣ゴール前で攻撃の圧力をはね返すのがやっとのファジアーノ岡山が相手なら、両サイドハーフが高めのポジションを取っても試合を支配できると考えたのだろう。やがて右サイドから中央へ切り込んだ東京V#7が左足で放ったシュートがDFに当たって向きが変わり、そのままゴールインして東京Vが先制した。さらに東京Vは左サイドをワンツーで抜け出した#24(?)がセンタリングを上げると、これが岡山DFの足に当たってオウンゴールとなった。なんとも拍子抜けする得点がつづいて0-2となり、それ以降東京Vは無理をするプレーが少なくなった。東京Vに流したようなプレーが多くなり、やがてファジアーノ岡山が反撃に転じる。岡山は両サイドから崩しにかかり、ワンツーで抜け出した#19のシュートや#11の惜しいFKで何度か相手ゴールを脅かしたが、ゴールを陥れることはできず0-2のままハーフタイムを迎えた。前半だけ見た印象では、東京Vの個人の能力にはたしかに疑いの余地がないのだが、攻撃も守備も個人任せでそれほど秩序だっているような感じがしなかった。

そして後半が開始される。2点のリードがあって気候的に暑いこともあり、東京Vはそれほど強引な攻撃を仕掛けてこない。後半が10分ほど経過して岡山#17が#48と交代したのだが、前半から#17はほとんど目立っていなかったので後半スタートからの交代でもよかったように感じた。後半も全体的に東京Vが支配するのだが隙も多くなり、それを突いてファジアーノ岡山は反撃の機をうかがうことができるようになる。#19が左から抜け出してクロスを上げるシーンや、ワンツーで抜け出してシュートを放つシーンには、得点の予感があった。そして後半の半ば過ぎに、左サイドから抜け出した#14がクロスボールを上げ、これを交代出場していた#48が頭で押し込んで1点を返した。さらに加勢した岡山はいい時間帯の続くうちに次のゴールが欲しかったが、後半30分過ぎに#4のシュートを東京VのDFがはね返したところを岡山#11が左足で押し込んで2-2の同点に追いついた。同点になりあわてて東京Vも勝ち越しゴールを狙いに出るが、焦りと疲労の影響が大きく相手ゴール前まで攻めあがることができない。そして後半40分過ぎに岡山#?が右サイドから上げたセンタリングを#8が頭で合わせて3-2と逆転。試合が止まるたびにほとんどの選手が給水している過酷な気象条件では東京Vに反撃する余力が残っていようはずもなく、試合はこのまま3-2でタイムアップとなった。東京Vは自力(自足)でゴールを挙げたわけでもなかったのに、2点をリードして楽に勝とうとしたことで試合の流れを相手に渡してしまうことになったようだ。集客努力の甲斐もあって観衆は9436人、非常に蒸し暑いなかでの試合だった。

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by akira-takeuchi | 2009-08-06 00:24 | サッカー

J2第27節・ファジアーノ岡山vサガン鳥栖

やはり、うわさは本物だった。サガン鳥栖のFWは現在J2最強とのうわさを耳にしていたが、その評判に違わぬ力をこの試合でも遺憾なく発揮した。前半開始から10分あまり、左CKをファーサイドで待っていた#26がヘッドで押し込んで1点を先制。そしてその直後の2点目は圧巻だった。DFラインからのロングボールをFW(?)がヘッドで落とし、そこに走りこんだ#11が直接ミドルシュートを右隅に蹴りこんだ。このプレーはほんの一瞬のできごとだったが、流れがすべて練習どおりの形のように思えた。そのほかにも鳥栖は相手陣内で前を向くと、FWでもMFでも隙あらばとシュートを次々に狙ってくる。このシュートの意識の高さは、現在のJ2で随一ではなかろうか。2点差になってからは後ろへパスを回すシーンが多くなり、攻撃の意識が少なくなったようにも感じたが、ピンチらしいピンチは1度だけで前半を折り返した。

後半も、鳥栖の攻撃力がファジアーノ岡山を圧倒した。後半15分頃にロングボールの処理を誤った岡山DFのミスを突いて#11がGKと1対1になり、ゴール右にシュートを沈めて0-3となったところで実質的に試合は決した。その後も鳥栖は手を緩めることなく攻撃を続け、岡山GK#21のナイスセーブがなければ後半だけでも5点は入っていただろう。鳥栖の攻撃の特徴は相手のペナルティエリア付近で、素早いチェンジオブペースとともにパスをつなぐところにある。パスを交換しながら機をうかがい、抜け出すタイミングのときの素早い加速には目を見張るものがあった。そして加速の速さだけでなく、ボールを奪ってからシュートに至るまでの手数の少なさ、つまり攻撃のシンプルさが印象に残った。そして、前半から凄まじい運動量で守備をしていた#35と#11の二人のFWのスタミナには完全に脱帽である。スコアが示す0-3という数字以上に両チームに実力の差があり過ぎて、鳥栖の守備陣の力がいかばかりか見ることができないほどだった。

一方のファジアーノ岡山は、相変わらずマイボールになってからの攻撃がお粗末の一言。単純すぎるミスでボールを失っては守備に追われるばかりで、チャンスらしいチャンスは前半にも後半にも1度だけ。選手交代もまったく機能せず、後半には退場者を出す始末。中盤の運動量で圧倒されて攻撃の形をまったくつくることができず、サガン鳥栖のスパーリングのような試合だった。サッカーに関しては素人の妻が、ファジアーノの守備がサガンの攻撃についていけていないと試合中に言うのだから、両者の力には相当の差があったといえよう。観衆は4768人、非常に蒸し暑いなかでの試合。想像していた以上の数のサポーターが鳥栖から駆けつけており嬉しく感じた。

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by akira-takeuchi | 2009-07-13 01:03 | サッカー

J2第23節・ファジアーノ岡山v水戸ホーリーホック

私が愚考するに、今シーズンのJ2で躍進を遂げているのはホーリーホックとヴォルティス。どんなサッカーを展開しているのかをこの目で確かめてみたいと思い、桃太郎スタジアムへ行ってきた。平日開催のナイトゲームのせいか、競技場の駐車場に余裕で車をとめることができた。やはり平日の試合では、なかなか観衆を集めることは難しいらしい。

水戸を見くびっていたわけではないのだが(失礼)、私がホーリーホックのサッカーにインスパイヤーされるのに5分とかからなかった。DFラインから短いグランダーのパスをワンタッチで何本もつなぎ、相手ゴールを目指す。片方のサイドから前進できなければ、いったん後ろに戻して逆サイドへ展開し、スペースの裏へ走って敵陣深くへ攻め込む。かれこれJ2を見るようになって6~7年になるが、これほど明確なコンセプトをもったチームがJ2に存在していることは、私にとって大きな驚きだった。しかもボールをサイドに展開しても、簡単にはクロスボールを上げてこない。味方の後ろからの押し上げを待って、もう一本つないでからクロスが入る。相手DFがゴール前から外に引っ張り出されるから、中で待つFWが合わせる確率も高くなる。前半10分過ぎに7~8本のパスをつないで右サイドに抜け出してクロスを入れ、さらに左からもういちど折り返したところを#13が押し込んで水戸が1点を先制して前半を終了した。

同じような水戸のサッカーを後半も見れるのかと期待したが、そうはいかなかった。リードして折り返したから後半は相手DFの裏を長いボールで突いていく作戦だったのか、はたまた蒸し暑い気候のため全体的にガス欠して運動量が落ちたのか。前半ほどには中盤が機能しなくなり、水戸が見せていた短いパス交換は影を潜め、全体が間延びしてロングボール主体の攻撃中心になってしまった。水戸は中盤の選手を交代させて運動量を増やしにかかったが、後半から盛り返した岡山に攻め込まれてほぼ互角の展開になった。後半の半ばには岡山#6が2枚目のイエローで退場となり水戸は数的優位に立ったが、試合の流れはそれほど変わらず、10人になったにもかかわらずファジアーノもチャンスを何度か迎えた。終了間際の岡山の攻撃には、水戸の関係者は肝を冷やしたことだろう。しかしファジアーノの放った惜しいシュートはポストをたたき、ペナルティエリア内で選手が倒されても微妙な判定でPKを取ってもらえないなどの不運も重なり、試合は0-1のまま水戸が逃げ切った。観衆は3084人、ホーリーホックにやや有利な判定が目についた感は否めない試合だった。

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by akira-takeuchi | 2009-06-25 01:40 | サッカー