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JFL後期第17節・カターレ富山vファジアーノ岡山

今日は自宅でJFL最終戦をテレビ観戦した。たかだかJFLの試合(失礼)であるにもかかわらず、J2昇格がかかるからという理由で放送してくれたことをありがたく思う。しかし現地からの映像を見てみると、気温は6度で天気は雨。なんとも寒々しい風情を見て、正直なところ現場へ行かなくてよかったと思った。いや、もし現場へ行けたのであれば、富山ではなく鳥栖(サガン鳥栖vベガルタ仙台)に行っていたと思うが・・・(笑)。

試合の前半は、テレビで見ていても単調な展開に終始した。両チームが中盤でボールを奪い合い、ピンボールのように中盤でボールが往復する。レベルが高いか低いかは別として、中盤でのつぶしあいとボールの奪い合いばかりが続くと見ていて眠くなる。サッカーは往々にして、勝負のかかる重要な試合ほどそのような展開になりがちなものだが。そんな調子で45分が経過し、0-0のまま前半が終了した。前半の動きを見たところ、富山の#13と#7はいい選手だと思った。

後半が始まり、ほどなくして試合が動いた。富山が左サイドから上げたクロスを、岡山DFが頭でクリアしようとしてそのままゴールに入ったのだ。自力でJFL4位以内を決めるためには勝たなければならないファジアーノ岡山は、これで点を取りにいくしかなくなった。そして結果として、この先制点から試合がおもしろくなった。先制点が入って選手の動きがよくなった富山は、ここから自在にパスをつなぐようになる。正直なところ、つぼにはまった時の富山のサッカーがこれほどおもしろいものとは想像していなかった。豊富な運動量で中盤を制圧し、相手陣内でパスを回してペナルティエリア内への進入を試みる。シュートを打つチャンスがありながらもまだパスをつなごうとするそのサッカーは、JFLではあまり見かけないスタイルだった。

受けにまわりながらも点を取るしかなくなった岡山は、前線の選手を中心にしてカウンター気味に富山ゴールに迫る。そして後半15分過ぎ、CKのあとの混戦から#?が押し込んで同点に追いついた。勢いづいたファジアーノ岡山はその後も勝ち越しゴールを狙って何度も相手ゴール前まで迫ったが、運動量はカターレ富山のほうが一枚上だったようだ。後半30分を過ぎたあたりから、息を吹き返した富山が中盤を再び完全制圧。岡山が富山ゴールに攻め込もうとしても、簡単に富山に押し戻されてしまう。終盤になると富山はFWをDFと交代させて引き分けでもよしという態勢をとり、試合はこのまま1-1で終了した。同じ時間のキックオフで4位を目指して戦っていたガイナーレ鳥取が流通経済大に0-2で敗れたため、ファジアーノ岡山の4位以内が確定した。

勝たなければならない最終戦で勝てなかった岡山と鳥取は、ともに骨のないチームであったと言わざるを得ない。それは逆にJFLが厳しい戦いの連続であることの証なのかもしれないが。しかしながら愛媛での試合を逆転で勝利して、この日自力でJ1昇格を決めたモンテディオ山形のほうがはるかに立派である。
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by akira-takeuchi | 2008-11-30 16:08 | サッカー

JFL後期第16節・ファジアーノ岡山v栃木SC

今日の試合でいちばん目立ったのは、選手ではなくて審判だった。この主審にはレフリングの技術が足りないか、そうでなければ視力が不足していたはずだ。愚考するに、主審はハーフタイムの間にコンタクトレンズを入れたに違いない。その証拠に前半は4~5枚出たはずのイエローカードが、後半は0枚だったのだから。試合の前半、明らかに栃木ボールのスローインになったときに、主審がファジアーノの攻める方向に手を挙げたのを見てさすがの私もガクッときた。まぁ、JFLのレフリーのレベルなんてそんなもんだけどね。いずれにせよこの審判のせいで試合はぶち壊しになったが、JFLの4位争いのかかる重要な試合をこんな能力不足の審判に任せたJFL側にも責任はある。退場になった岡山の選手(#32)をはじめ、両チームの選手はちょっと気の毒に思えた。

審判に対する不満はこのあたりまでとして、試合を全体で振り返ってみると栃木のテクニックには驚かされた。前半の30分過ぎに岡山に退場者が出て10人対11人になってからは、細かくパスをつないでボールキープに徹していた。そのパス回しと選手の連動性にはほとんど狂いがなく、あのパスワークはJ2でも十分に通用するのではなかろうか。少なくとも、栃木SCと同じくJ2を目指しているファジアーノ岡山に同じことができるとは思えない。敵地での試合ということもあり栃木が無理に攻撃をしかけることはほとんどなかったが、いったん栃木ボールになると岡山は取り返すのに苦労していた。
11人対11人の時間帯は30分ほどしか続かなかったが、栃木は3-5-2のフォーメーションだったようだ。マイボールになると、両サイドの#6と#24が高いポジションを取って攻撃に加わろうとする。攻撃に参加したあとたびたび守備にも加わる左サイドの#6の運動量には目を見張るものがあった。このフォーメーションだとサイドの選手には過度に負担がかかるが、栃木はいい選手を揃えており感心させられた。

試合は前半、一進一退の攻防がつづき、迎えた20分過ぎに岡山#34がエリア内で倒されてペナルティキックを得た。どちらかといえば栃木が押し気味に試合を進めていたので岡山としてはこのPKを沈めて先制したいところだったが、キッカーだった岡山#11はこれを相手GKにぶつけて外してしまった。このPKの判定あたりから審判のレフリングがおかしくなったように思うが、その後10分ほどの間にイエローカードが多数提示され、30分過ぎに岡山FW#32が2枚目のイエローで退場になってしまった。#32はこの判定に不満があったのかピッチからなかなか去ろうとしなかったが、イエローを提示されても文句を言えない反則だったことは誰の目にも明らかだった。その後は栃木がボールを回して、岡山がそれをはね返す単調な展開が後半までつづいた。

後半も同じ展開のまま30分ほどが経過した。栃木が無理に攻撃しなかったことも一因だが、岡山はDFラインのところでよくボールを取り返していたと思う。FWが1人足りないため、ボールを奪っても攻撃につなぐことができないのはJFLのレベルでは仕方ないだろう。そして後半が30分を過ぎたあたりから、岡山は勝ち越しゴールを狙って交代出場の選手を中心に攻撃をはじめた。終了間際には1人少ないことを感じさせないほど、岡山の攻撃には厚みがあった。そして岡山は連続してCKのチャンスを得たがそのすべてを栃木DFがはね返し、決勝ゴールは生まれることなくタイムアップの笛を聞いた。

観衆は11053人、多くの人がファジアーノ岡山のJFL4位以内確定を見たかったと思うがやや拍子抜けな結果に終わった。翌日の試合でガイナーレ鳥取がしっかり点を入れて勝利したため、ファジアーノ岡山が自力で4位以内を確定させるためには最終戦での勝利が条件である。栃木からはたくさんのサポーターが応援に来ており、その一糸乱れぬ応援には敬服させられた。私が座っていた位置からは、栃木のほうが応援の声が大きくてまとまっているように感じた。

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by akira-takeuchi | 2008-11-24 22:25 | サッカー

高校サッカー岡山県決勝・作陽v玉野光南

今日は諸事情あって、自宅にて高校サッカーの岡山県決勝戦をテレビ観戦した(後半開始から)。ちなみに今日は、美作で高校ラグビーの準決勝もおこなわれている。以前であればサッカーとラグビーのどちらかを見に出向いていたと思うが、さすがに2日続けて出かけることが難しい今の状況では、お茶の間でのテレビ観戦もやむなしだろう。

テレビで見ているだけではすべてを語ることは難しいが、一言で印象を語るなら展開が速くて大きいサッカーだった。攻守の切り替えが早く、選手の動き出しが早いように思える。きのうのファジアーノ岡山の試合の残像が残る私の目には、テレビからの映像が非常に新鮮なものに思えた。作陽の選手も玉野光南も、GKへのバックパスには必ず誰かが詰めていたし、ゴールライン付近では身体を張ってボールにチャレンジする。負けたら終わりという意識が働いていることは抜きにしても、忠実にプレーしていると感じさせられた。

今サッカーを見ていて、前に見たサッカーの残像が頭に浮かぶということは、前に見たサッカーの正体が浮き彫りになっているということである。10年あまり前、きのうはオランダで、今日はフランスで、そして明日はドイツでサッカーを連続観戦したとき、頭には残像ばかりが迫ってきた。その残像こそが客観的な比較なのだと杉山茂樹氏は語っている。

そう考えていくと、きのうのファジアーノ岡山はまったく身体を張っていなかったし、まともな展開は少なかったということなのだろう。きのうのJFLより今日の岡山県大会の決勝戦のほうが、見ていて楽しいサッカーだった。選手全体のパフォーマンスが優れていたと思うし、映像を通してでも両チームから勝ちたいという気持ちが伝わってきた。同じような天候、同じような気温でおこなわれた試合であることを考えると、きのうではなくて今日桃太郎スタジアムへ行っていたほうが楽しかったと思うのは私だけだろうか。

試合は1-1で迎えた後半35分過ぎに、作陽が相手のクリアボールをかっさらって素早くシュートにつなげ、これが勝ち越しゴールにつながった。光南のDFにはやや悔いの残るプレーだったと思うが、シュートまでに至る過程が速かったので作陽のシュートを放った選手を誉めたいところだ。岡山県代表として、今年も作陽にはがんばってほしいと思うし、玉野光南の後輩諸君の来年の活躍にも期待したいと思う。
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by akira-takeuchi | 2008-11-09 14:57 | サッカー

JFL後期第14節・ファジアーノ岡山vSAGAWA SHIGA FC

ファジアーノ岡山はJFLに残留し、J2を目指す戦いをもう一年続けるつもりのようだ。今日の試合ぶりからは戦う意欲が感じられず、運動量やテクニックでSAGAWA SHIGAに凌駕された。この試合内容から考えるに、今後の対戦相手を考慮すると残り3試合をすべて勝つことは不可能に思える。今日の試合でカターレ富山が勝って2位に浮上したため、ファジアーノ岡山は4位に後退した。現時点でポジティブな要因は、シーズン終盤に失速しているチームが上位チームのなかに存在していることくらいではなかろうか。

それにしても、サッカー観戦がこれほどストレスを感じるものとは・・・(絶句)。3日前にガンバ大阪が見せたアタックの残像が強烈に残っているから、ある程度は辛抱せざるを得ないと覚悟していたが。展開できるスペースがあって選手がいるにもかかわらず、せまいサイドにボールを展開しつづけ、途中からは前と後しかないような単調な攻撃。とても得点を狙えるような攻撃には思えなかったし、さぞかしSAGAWA SHIGAのDFも守りやすかったことだろう。前半のキックオフからSAGAWA SHIGAが試合を支配し、25分過ぎに左サイドに展開して中央に折りかえすと、右サイドから走りこんできた選手(#20)がシュートを放ってこの日唯一のゴールが決まった。後半はほぼ一進一退の攻防がつづき、試合はこのまま0-1でSAGAWA SHIGAが逃げ切った。

JFLの中位につけているから見くびっていたわけではないのだが、SAGAWA SHIGAにはいい選手が多かったという印象である。FWの#9と#17のほか、前目に位置するMFの#10や#8もボールキープが上手で、2~3人のDFに囲まれてもボールをつないでいた。リードされてからファジアーノ岡山も攻撃をしかけたのだが、SAGAWA SHIGAにボールが渡ると巧みにつながれてファジアーノゴールまで逆戻り。このくり返しでは、試合を圧倒的に支配することは難しいと思うし、同点に追いつくことも難しかったということだろう。そう考えると今日の試合でファジアーノは完敗だったと思うし、SAGAWA SHIGAのほうが一枚上だったと思う。前半にクロスバーをたたく惜しいシュートが入っていれば、ファジアーノ岡山にも勝機があったのかもしれないが。

試合終了後あいさつに来た選手たちに、サポーターはよくやったという拍手を送っていた。しかし私の目には、この一年間よくやったという意味の拍手に思えてならなかった。目標がはっきりいる今の状況であの程度の内容の試合を見せられては、よくやったなどと言うのは筋違いというものだ。未来永劫JFLに甘んじてもいいつもりなら、それもかまわないのだが。なぜなら今日の試合で身体を張って熱くファイトしていた選手は、ファジアーノには#11しか見当たらなかったからだ。ちなみに#11は、自分が倒されても笛を吹かない主審の微妙な判定にも文句を言わず黙ってプレーを続けていた。その姿は賞賛に値する。

少々手厳しいとは思うが、シーズンの最終盤にあのようなお粗末な試合を見せられたら、ブーイングをするべきだ。岡山という土地には根本的にサッカーというカルチャーが存在しないせいか、サッカーにブーイングがない。せいぜいマイボールになったときに手をたたく(拍手する)くらいだ。しかし審判の不可解な判定、あからさまな時間稼ぎ、著しく卑怯なプレー、地元選手の不甲斐ないプレーには、ブーイングをしてもっと激しく意思表示をするべきだ。日本には、負けてもサポーターがよくやった風の雰囲気を醸し出すチームが存在するが、そんなチームは一向に強くならない。J1のいくつかのチーム(浦和など)のように必要以上に地元チームに厳しくすることはないと思うが、最低限の意思表示は必要だ。そうでなければ、敗戦を受け入れてしまい勝者のメンタリティが身につかなくなる。今日の拍手は、今日の敗戦を受け入れたことの証左である。

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by akira-takeuchi | 2008-11-08 22:53 | サッカー

AFCアジアチャンピオンズリーグ決勝第1戦・ガンバ大阪vアデレードユナイテッド

試合が終わり、家に帰った今思うのは久しぶりに楽しい試合を見たなということです。ふだん見ているJFLとは違って、見ていて楽しいサッカーでした。スタンドから見ている私の抱くイメージと、ピッチで展開されるサッカーが同じだったからでしょう。ガンバ大阪の展開とパスワークの早さには驚かされました。#7(遠藤)ばかりが取り沙汰されますが、#10、#27(二川と橋本)も非常に上手な選手でした。ガンバ大阪は、遠藤一人のチームではないことがよく分かりました。後半、何度か危ない場面もありましたが、アデレードユナイテッドの雑なフィニッシュにも助けられてガンバ大阪はゴールを許すことなく試合を終えました。3-0というスコアは、第2戦に向けて圧倒的に優位に立ったと言えるでしょう。

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by akira-takeuchi | 2008-11-06 00:41 | サッカー