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J1第4節・ガンバ大阪vベガルタ仙台

高校野球を見ていた1時間半後に、サッカーのJリーグを見るのは貴重な経験だ。決まりごとが多くてプレーごとに合い間のある野球と違って、基本的にプレーが流れっぱなしのサッカーはよそ見もメモ書きもできないから、ここしばらく野球漬けの私の目と頭にはいたく新鮮なものに映った。高校野球終了後、甲子園球場から阪神電車で梅田に出て、JRに乗り換えて茨木駅へ。さらにバスで万博記念競技場に到着し、前半20分過ぎからアウェイゴール裏でこの試合を観戦した。

最近はサッカーの試合を見るときバックスタンドに陣取ることが多いので、ゴールの真後ろからのフィールドビジョンがこれまた斬新だった。スタンドに着いたときには、すでに仙台サポーターたちがベガルタの応援歌を歌っていた。久しぶりに聴くベガルタの応援歌が気になってしまって、しばらくの間グランドでのプレーを集中して眺めることができなかった。PLの応援でも東海大相模でも、それほど気にならずに高校野球の試合を観察できるのは、その応援に慣れていてある程度の耐性が身についているからなのだろう。そして半年ぶりに聴くベガルタサポーターの歌声には、やはり心を惹きつけるものがあるのだと感じた。

試合は前半を0-0で折り返したが、後半開始早々に仙台が#10のPKで先制した。その後は一進一退の攻防が続いたが、後半30分過ぎにG大阪も#7のPKで同点に追いついた。これで勢いづいたG大阪は後半40分、右サイドからのクロスに#14が合わせて2-1と勝ち越した。このままタイムアップかとも思われたが、終了間際の仙台のCKに対してG大阪DFが痛恨のハンド。これがまたしてもPKとなり、再び仙台#10がゴールに沈めて2-2の同点に追いつき試合終了となった。仙台は先に点を取ったあとの1-0の段階で早く2点目を取りたかったが、左からのクロスに#9(?)が合わせたシュートは惜しくもクロスバーに阻まれた。ガンバの得点は2点とも右サイドから崩したものだった。

全体を見渡しにくいゴール裏から見ていても、ゆっくりしていてミスが多いJ2に慣れた目には、正直なところJ1はすべてが速いと感じた。とにかくトラップやパスなどの技術が正確で、瞬く間にダイレクトのパスがつながる。そしてタイミングを見て逆サイドに待つフリーの選手にボールが展開される。これが同じ競技なのかと思うほど、ゴールからゴールまでが短く感じた。先制していながら2点目を早い段階で奪えなかった仙台は、実質的に負け試合だったのかもしれないが、終了間際のハンドに救われたといえよう。それにしても、この試合を見るかぎりでは、G大阪の最近の不調がうそのようにも思われた。

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by akira-takeuchi | 2010-03-29 22:24 | サッカー

J2第2節・ファジアーノ岡山v横浜FC

先週のファジアーノ岡山の勝利は、まぐれだった。換言するなら、福田が出場できず混乱していた愛媛が弱かったというだけのこと。勝ったからといって必ずしもファジアーノ岡山が強かったわけではないといういうことである。今日の試合では前半開始早々に失点したあと同点ゴールを目指したが、いい形で相手DFを崩してペナルティエリアに侵入できたのは90分でわずか2度ほど。これでは得点力不足うんぬんを議論することすらできまい。前半はいい形のパス回しで相手DFをかわして前進する場面も見られたが、後半は無為にボールを前へ蹴るだけでボールの収まりどころもなく、攻撃の意図がまったく感じられなかった。得点の予感がしたのはセットプレーのときと、遠目から放ったシュートがゴールマウス周辺に飛んだときだけ。たしかにセットプレーは得点チャンスだが、ファジアーノ岡山は背の高い選手を揃えているわけではないから、ゴールを陥れるのはそう簡単とは思えない。

逆に言うと、横浜FCの守備は相当に固いと思ってよさそうだ。球際に強くて身体を張る選手が多く、いいタイミングで足を出して相手ボールを奪うシーンが何度もあった。横浜FCの今日の勝因は、多くの選手が守備で貢献したことだといえよう。昨年は不本意な成績に終わったが、今シーズンはまた昇格を目指している横浜FCにとって、ファジアーノ岡山との試合はそれほど難しいものとはならなかったようだ。前半開始早々のセットプレーから横浜FC#20が押し込んで先制点を挙げ、この1点を守りきって0-1でタイムアップの笛を聞いた。観衆は10725人、晴天のもとでおこなわれた試合だった。

今シーズンからファジアーノ岡山のユニホームが変わったが、今日そのデザインを見て失笑した。ペナルティ社の新しいユニホームは、白の横縞が何本か入り、右肩のところに紺色の模様が斜めに入ったデザインのもの。私の目が慣れていないだけかもしれないが、こんなダサいユニホームは現在の日本代表とファジアーノくらいではなかろうか。ユニホームに用いられる色の数が増えると、どうしても不細工に見える。これだけ不恰好なユニホームを世に送り出すことのできるペナルティ社には、センスというものがまったくないと思ってよさそうだ。それと、今日の試合では以前ベガルタ仙台に所属していたシルビーニョの姿を見ることができて、個人的にはとてもうれしく感慨に浸っていた。

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by akira-takeuchi | 2010-03-13 23:11 | サッカー

J2第1節・愛媛FCvファジアーノ岡山

今日の西日本は朝から冷たい雨が降ったりやんだりの一日だった。わが町の倉敷マスカット球場では阪神タイガースのオープン戦が開催されたが、あまりの寒さに腰が引けたため、現場へは行かずにスカイAでテレビ観戦。そして4時からは地元某国営放送がJ2の開幕戦を放送していたので、お茶の間でぬくぬくとテレビ観戦することにした。中継では日本代表の元監督でもある加茂周が解説をしていて驚いた。それと、今シーズンからベンチ入りの控え選手が2人増えて7人になっていたことは知らなかった。

私は愛媛FCのサッカー場へ行ったことはないのだが、高速のインターから近くて山の上にあると聞いたことがある。そのせいか、現地から送られてくる映像を見て、かなりの強風が吹いているように思えた。グランドのところどころには水が残っており、選手が走ると水しぶきが飛び散っていた。お世辞にも良いコンディションとはいえないなかでプレーしている選手を見て、ちょっと気の毒に思った。

テレビではグランドで何が起こったすべてのことを知ることはできないが、映像を見た感じだと、両チームともフォーメーションがはっきりせず攻撃の起点がどこなのかよく分からなかった。無為にボールが左と右を往復するだけの凡戦のように思えたのは、グランドのコンディションにも一因があるのだろう。まぁ・・・、愛媛は主将の#24が諸事情あってスタンド観戦を余儀なくされたため、その影響は否めなかったとは思うが。ただ、金を払って現場へ足を運んでおきながら、見せ付けられた試合があの程度の内容だったら、この私は黙っていなかったことだろう(このブログを読んだことのある方ならお分かりになると思うが)。そんなわけで、今シーズンのファジアーノ岡山のサッカーを検証するには、今日の試合をテレビで見ただけでは不十分のように思う。

ただ、基本的なことだとは思うが、サッカーでは当てて落とすの動きが重要だ。今日の岡山の攻撃でそのような動きを何度か確認できたことと、短いパス回しで前進しようとする展開が目についた点は、昨年とは異なっていると感じた。今日の試合では愛媛の失策に助けられた面が多分にあるとはいえ、大いに改善された点であるといえよう。

後半の終了間際には愛媛の猛攻を受け、岡山DFは肝を冷やしたことだろうが、何とか凌ぎきった。後半開始早々に決めたPKによる1点を守備陣が守りきったことはよかったとも思うが、愛媛のサイド攻撃を何度か簡単に許していたことを見逃してはなるまい。1人のFWだけで簡単にサイドを突破されていたシーンが目についた。このあたりの守備に気を配っていないと、もっと得点力のあるFWがいるチームには昨年と同様、簡単にゴールを献上するのではないかと思った。

・・・とまぁこんな感じで、昨年以上の辛口モードで試合を見た感想を書きつづっていきたいと思っていますし、その私を黙らせるようなサッカーが展開されることを期待したいです。
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by akira-takeuchi | 2010-03-07 19:18 | サッカー

インビクタス/負けざる者たち

今年サッカーのW杯を開催する南アの元大統領・ネルソンマンデラと、1995年に南アでラグビーのW杯が開催された時の主将・ピーナールの話が映画になったと聞いて、メンズデーに仕事を休んで見に行ってきた。当時のラグビーW杯をリアルタイムで知る者として、十分に楽しませてもらった。

マンデラとピーナールだけでなく、ストランスキーやチェスターウィリアムス、ロムーやマーテンスまで登場し、実物によく似ていておもしろかった。正直なところ、よくこれだけ似た俳優を集めることができたものだと思う。ただ、私のお気に入りだったマイケルライナーやロバートアンドリューはいなかったけどね。しかもロケでは、ニューランズとエリスパークを使用していた。エリスパークの決勝戦で試合開始前のセレモニーが映されたときに、ゴッドディフェンドニュージーランドが演奏されていたのには驚いた。

作品には当時の南アという国の社会や政治について知らないと理解できない部分がいくつかあった。プレゼントされたスプリングボックスのレプリカを黒人の子どもが受け取らなかったシーンと、マンデラが大統領に就任して黒人の警備員が護衛の増員を要求したところ白人の警備員が割り当てられたシーンには、一人のサッカーファンとして考えさせられるところが大きかった。そして本当かどうかは知らないのだが、ラグビーの南ア代表チームのユニフォームと愛称、色をすべて変える話がスポーツ評議会でまとまっていたのだが、マンデラ大統領の一存で残すことに決定したのには驚いた。

グランドが映し出されるシーンが多かったのだが、やはりエリスパークの芝生は欧州のそれよりも堅そうで、空気も乾燥しているように見受けられた。ヨハネスブルクは標高1700メートルくらいの高地にあるので、キックしたボールがよく飛びよく弾んだ印象が今でも残っている。そして決勝戦の決勝点となったストンラスキーのドロップゴールは、日差しが少し傾いた夕暮れの中で決まったことを覚えているな。白昼のシーンではなかったと記憶している私にとって、少し違和感があった。まぁ・・・、南アが夏の季節にロケをしたら、太陽が高い位置にならざるを得ないのだけどね。

個人的には、この大会で記憶に残っているのが南アvフランスの準決勝、イングランドv豪州の準々決勝なので、これらの試合が出てくればもっとおもしろかったと思う。ちなみにこの大会で私が一番印象に残ったプレーは、イングランドv豪州の試合でアンドリューが決めた決勝のドロップゴールである。ラインアウトからモールで押し込み、SHが素早くボールを出してアンドリューがゴールを狙う。すべて練習していた通りのサインプレーだった。

ややマニアックな話になってしまって恐縮だが、今年のW杯においてかの国で試合をおこなうサッカーの日本代表も、現地が酸素が薄くてボールがよく飛ぶ高地であることと、ボールがやや弾むやや堅いグランドであることを味方につけなければ、とても勝利を望むことは難しいと思う。しかも3試合のうちの2試合目では海抜0メートルの地で試合をおこなわなければならず、高度順応は人類史上でも類を見ないほど困難な命題であると言えよう。
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by akira-takeuchi | 2010-03-03 00:14 | コンサート・絵画ほか