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J1第27節・セレッソ大阪vベガルタ仙台

仙台から知人が大阪に来ると聞いて、このほど改装されたキンチョウスタジアムへ行ってきた。妻と出かけることになっていたため、ネットオークションでメインスタンド中央付近の席を落札して現場へと向かった。初めて入場した長居球技場改めキンチョウスタジアムはピッチとスタンドが非常に近く(ビジターゴール裏を除く)、サポーターの歓声や歌声が私の座っていた席までよく届いてきた。ちょっと照明が薄暗いようにも感じたが、椅子には座布団も用意されていて快適観戦だった。周囲はセレッソをひいきにしている人ばかりだったが、彼らの反応を見ているとサッカーをよく見に来ているのだと感じた。身体がでかくて声もでかい人が多いと感じたのは、大阪の南部ではラグビーが盛んなことも影響しているのだろうか。

久しぶりに見るJ1のサッカーはすべてが速くて正確で、選手のプレーに圧倒されっぱなしの90分だった。事前にある程度の情報収集をしてから試合を見に行ったが、スタンドで両チームのフォーメーション図を描くのに試合開始から10分もかからなかった。秩序だった攻守が私の脳裏に焼きついたということなのだろう。特にセレッソ大阪のサッカーは、攻撃参加する選手が多くて衝撃的だった。システムは4-2-3-1で、FWの#9と2列目の3人だけでなく両SBの#28と#20もチャンスと見るやすかさずオーバーラップする。これほど攻撃に重点を置いたサッカーは、現在のJリーグでも異色の存在といえよう。

試合を通じてセレッソが圧倒的に攻めつづけたが、どうしてもゴールを割ることができなかった。前半にセレッソ#7が狙いすまして放ったシュートは右ポストに当たって外れた。ほかに何度もセレッソはSBの攻撃参加を生かして分厚い攻めを展開したが、ベガルタGKのナイスセーブが4~5度あり、ゴールを陥れるところまでは至らなかった。後半ロスタイムに得たFKを#9が狙ったが、これもゴールポストに阻まれてタイムアップの笛を聞いた。ベガルタは試合開始から後半途中までは4-4-2だったが、#24を下げて#7が入ったあたりからは4-5-1気味の守備に重点を置いたシステムになり、引き分け狙いの試合運びに変えてきたようだった。セレッソが放ったシュートは24本に対し、ベガルタは3本という公式発表だったが、スコアが0-0でも見ていておもしろい試合というのは存在するものだ。

正確なパス交換と大きなサイドチェンジ、後半になっても落ちない両SBの運動量、そして敵陣に入ってからの攻撃のアイデアの豊富さは、地元で見ているJ2とは雲泥の差があった。J2下位の試合を見ることに意味がないとは思わないが、それを見ているだけではサッカーに関する造詣を深めることはできまい。やはり機会があればJ1上位チームの試合を見てサッカーを見る目を養っておいたほうが、外国へ行ってサッカーを見るときにも役に立つというものだろう(注:最近は外国へも行けていないのが実情だが)。観衆は9441人だったが、競技場のキャパシティが2万人程度なので空席が目立つこともなく、大阪南部の熱い応援とベガルタサポータの歌う応援歌が記憶に残る試合だった。

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by akira-takeuchi | 2010-10-24 23:45 | サッカー