<   2012年 03月 ( 1 )   > この月の画像一覧

プレミアリーグ第25節・トットナムホットスパーvニューカッスルユナイテッド

この日のロンドンは、朝から寒い一日。午前中から市内をうろうろして、バスでスタジアムに着いたのが午後3時過ぎ。ホワイトハートレーン周辺にも、日陰の場所には雪が溶けずに残っている。寒いなかサッカー場の外周を歩いて一周し、スタジアムの外観の写真を撮ってまわった。その後はオフィシャルショップでレプリカシャツを買い、屋台のスタンドで買った紅茶を飲んでから開門と同時にスタンドに駆け込んだ。

英国はたびたび訪れているものの、プレミアリーグの試合を見るのは9シーズンぶり。イングランドでサッカーを見るのも7年ぶりだ。プレミアと下部リーグとではプレーのクオリティに巧拙の違いはあるが、イングランドはどこのサッカー場もオーディエンスの雰囲気が素晴らしい。久しぶりにそのイングランドサッカーの雰囲気を体感できる機会を楽しみにしていた。しかも今回見る試合はプレミアリーグの3位と5位のチームの対戦(その時点で)。もともと下部リーグを見に行くことが多いので、私が行く試合ではないくらいの好カードを見る機会に恵まれた。

試合開始は現地時間の午後5:30。昼間は晴れていたが、徐々に気温が下がってくる。おそらくキックオフの時点で、気温はせいぜい2℃か3℃くらいだろう。真冬のドイツやオランダで何日も連続してサッカー観戦した経験があるから、それを思えば寒いとも思えない。そしてホワイトハートレーンは、ハイバリーやイーウッドパークのようにスタンドが少しせまいので、人が密集している試合中はそれほど寒さを感じなかった。キックオフの30分ほど前に選手がピッチに現れてアップをおこない、その頃はガラガラだったスタンドも試合開始直前にはほぼ満員となり、やがて試合が開始された。

試合が始まるときには、“♪Come on, Spurs~,come on Spurs・・・”の大歓声。この試合を見に行くにあたって、テレビでスパーズの試合は何度もチェックしたが、実際に観衆の声が反響するのを聞いて感激した。その感慨に浸る間もなく、キックオフから5分足らずでスパーズが先制する。右サイドをワンツーで崩してグランダーのクロスを入れると、これを反対サイドまで転がったところを#32が走りこんで左足で押し込んだ。さらにその2分後にも、右サイドからのクロスを#15がワンバウンドのボレーで決めて2-0とあっという間にリードを広げた。

日本では2点差がつけばどこか間延びした試合になるものだが、観衆が更なるゴールを求めて歓声や歌声を上げ、選手もそれに呼応する。前半はほぼ一方的にスパーズが押し込んで攻めつづけ、ゴール前で混戦となったところに走りこんできた#15が3点目を、さらに#21が左足で4点目を決めて、4-0とリードしてハーフタイムを迎えた。後半にも#10がゴールを決めて、最終スコアは5-0でタイムアップとなった。90分間を通してスタンドは素晴らしい雰囲気で、この日の試合を見に来た観衆のほとんどは満足して家路に着いたことだろう。

全体的な印象としては、試合が途切れることが少なく、速い展開が連続する印象の試合だった。そもそもプレミアでは、これくらいのスピードで試合が展開されるのが当たり前なのだろうが。選手どうしの距離が無駄に離れることがなく、個々のプレーには見ていて分かる意図がある。2点差がついたとしても、スタンドの人民がゴールを求めれば、その要求にプレーで応える。ホームとゲストの区分けが明確で、地元チームはSBのみならず全体が前がかりになって、7~8人でゴールを求める精神のもとにプレーしている。サッカーは点を取るスポーツなのだと、改めて感じさせられた。選手には敬服する。

個々の選手のことで言うと、フリーデルは米国代表なので“♪Playing from the USA~”(ボーン・イン・ザ・U.S.Aのパクリ)という歌詞のチャントだったことに笑えた。その他、サハやアデバヨールにもチャントがあった(歌詞はよく分からない)。プレーの面では、パスを出せてボールを保持できる#8と#14が中盤にいることが、トットナムには大きいように思えた。そしてハーフタイムに、シェリンガムがピッチに現れたときの歓声がいちばん大きかったような気がする。今回はプレミアリーグの上位チームどうしの試合を見る機会に恵まれたが、どことなく私らしくなかったように思えるので、次に英国へ行く機会があればもう少しすそ野に位置する試合を見たいと思う。(観衆36176人)

e0092251_0441335.jpg

[PR]
by akira-takeuchi | 2012-03-11 00:47 | サッカー