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J2第15節・モンテディオ山形vFC岐阜

初めてモンテディオ山形のホームゲームを見る機会に恵まれた。前の日に仙台でとある会合に参加して仙台市内に泊まり、4年ぶりに乗る仙山線で山形を目指した。険しい奥羽山脈の山並みが眼前に迫ってくる仙山線の車窓風景には、独特の雰囲気がある。作並、山寺といった聞き慣れた駅名を見ながら新緑の奥羽山脈を抜け、列車は山形盆地へやってくる。そして羽前千歳で奥羽本線に乗り換え、最寄の高擶駅に到着した。

この日はとても暑い一日で、高擶駅から歩いて試合会場に行くまでの間にすでに腕を日焼けする始末。帽子なんか持ってきていないのに。なんで東北まで来てこんなに気温が上がるんだ?と思いつつ、休憩しながら1時間近くかけてゆっくり歩き、試合会場にたどり着いた。驚いたのは信号が縦向きに設置されていることと、スタジアムに広大な駐車場があること。モンテディオの公式サイトによると、6000台分の駐車場があるらしい。さすがクルマ社会・山形県の現実を、いきなり見せつけられた思いがした。

やがて総合運動公園のメインゲートと思しき入場門があり、その向こうにスタジアムが見えてきた。キックオフまでにまだ2時間近くあるが、青いシャツを着た人が多数往来している。思うに、地元の人のレプリカ着用率が高い気がする。たまに見に行く地元のファジアーノ岡山や、前の日に見たベガルタ仙台もレプリカ率が高いと思うが、それ以上と感じる。デポルティボデラコルーニャとかエスパニョールを想起させる青と白の縦じまは、日本ではモンテディオのほかになく、遠巻きに見てもすぐにそれと分かる色合いを羨ましく思った。

モンテディオの試合を見るにあたって事前にいろいろ調べたのだが、試合会場のグルメが充実しているという。私はサッカー以外のことにはほとんど興味を持たないのだが、今回はせっかく山形まで足を伸ばしたので、何か食べてみようと最初から画策していた。メインスタンドの外には、たくさんの出店が並んでいる。そのなかでひときわ(?)長い列ができていた、酒井製麺所の冷たい肉そば(500円)を狙うことにした。

しばらく列に並んでこの肉そばを食したのだが、独特のこしのある麺とだしの利いた汁が非常に美味だった。お腹がすいていたせいもあって、一撃で平らげてしまった。あと2~3杯は食える(笑)。こんな名品が山形に存在することを知りえただけでも、天童まで足を運んだ甲斐があったと思える。そして驚いたのが、食べたそばの器の捨て方だ。分別回収が徹底されていて、器は表面のビニールを各自で引きはがして、燃えるごみと器とに分けて捨てるようになっていた。

スタジアムの外では木陰に椅子が置いてあり、青と白のシャツを着た大勢の人が思い思いの食事をしていた。その光景自体が圧巻というか・・・、モンテディオの試合前の会場付近の様子がこれほどインパクトがあるとは思っていなかった。いや、遠方から岡山へやって来る人にとっては、ファジアーノも似たようなものなのかもしれないが。スタジアムの外周を歩いて一周してからスタンドに入場することにしたが、それにしても日差しが強くて暑い。

試合前の選手紹介で気になることがあった。たしか現在のJリーグのレギュレーションでは、J2も控え選手を7人まで登録することができるはず。しかし岐阜は控えの選手が5人しか紹介されていなかった。経済的に余裕のない岐阜が遠征費用を削るために、山形への遠征に際して控え選手を5人しか帯同させていないということは十分に考えられうる。このあたりはチームの存続に関わることもあるだけに、ちょっと気がかりに思った。そして山形には、以前にベガルタ仙台に所属していた選手が何人かいて嬉しく思った。

やがて試合が開始された。ホーム側のゴール裏は、8割がた青いシャツで埋め尽くされている。山形の応援は蒲田行進曲やみんなのうた、さらにはフランスギャル(夢見るシャンソン人形)など、チャントの選曲が鋭くて斬新と思わされた。それにしても、バックスタンド後方の奥羽山脈の新緑が目にまぶしい(試合よりも気になった)。暑さのせいか山形の動きがそれほどよいわけではなく、岐阜の守備のよさばかりが目立つ前半で、終了間際に岐阜がPKで1点を先制して折り返した。

後半になりパスの回りがよくなった山形が、同点ゴールを目指してチャンスをつくり始める。後半10分が過ぎた頃、スルーパスで右サイドに抜け出した#19からの折り返しを#18が決めて同点に追いついた。これでにわかにスタンドの雰囲気が変わった。さらに相手DFのミスからボールを奪ってPKを獲得し、#30がこれを沈めて2-1と逆転した。その後も山形が押し込む時間帯が続き、何度かチャンスをつくったが決めることができず2-1のままタイムアップになった。リードを許してからは、岐阜は攻撃の形を作ることができなかった。

ところで、この日の主審は河合英治。あまりよく知らない人だが、帰宅後に調べてみるとJ2を中心に笛を吹いている審判らしい(J1での主審経験はないようだ)。全体的によくやっていたと思うが、それは両チームの選手の協力があったからだろう(所々にあからさまとも思える見逃しがあったはず)。

話は変わるがこの試合のマッチデープログラムで佐藤錦のプレゼントがあったので、プログラムの応募券を貼ってはがきで応募したところ、先週になってJA全農山形からさくらんぼが届いた。ご丁寧に山形からさくらんぼを届けてくれた全農山形さんと、このプレゼントを主催していたおいしい山形推進機構さんには、深くお礼申し上げます。家族でご相伴に預かりました。これが山形での一番の思い出かも。

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by akira-takeuchi | 2012-06-11 12:44 | サッカー