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Jリーグチャンピオンシップ決勝第2戦・サンフレッチェ広島vガンバ大阪

気がつけば、一年以上このブログを更新していなかった。決して放置するつもりはなかったのだが、サッカーを見に行っていなかったので、更新しようにも書く内容がなかったのが実際のところなわけで。正直に言うと、今季からはじまった2ステージ制に私は反対であり、このため今年になってからは国内のサッカーをあまり積極的に見ようと思わなくなっていた。今季は最初から思っていた通りシーズン終盤になると順位表が2つ必要となり(年間総合勝ち点表と第2ステージだけの勝ち点表)、その段階で実質的にどのチームが上位なのかなどが、非常に分かりづらい状況になっていた。

しかも第2ステージ終了後におこなうチャンピオンシップのレギュレーションは、結局最後まで理解することができなかった。年間勝ち点1位チームがシードされて決勝戦から出場することは理解できたが、そこに到るまでの1回戦と準決勝は、どのようにして出場チームが決まり、執り行われるのかよく分からなかった(ざっと目を通したあとでもよく分からない)。たとえば準決勝の浦和vG大阪の試合は、90分を終えて同点の場合に延長戦をおこなうことを、事前に知っていて試合を見ていた人はどれほどいるのだろうか。いずれにせよ、リーグの優勝を決める方法がこれほど複雑であることが、ファンを多く獲得するために本当に求められるものであるかというと、それは甚だ疑問であると言わざるを得まい。

別件にはなるが、一連の国立競技場建て替え問題が勃発して以降、私は長年続けてきたtoto(サッカーくじ)を買うのもやめた。私の希望するような競技場が建設されないことがはっきりしている以上、売り上げの一部を新国立競技場の建設費用に充てるサッカーくじに賛同する気にはならない。この一年あまり、いろいろな意味において、私の中でサッカーに対する関心は薄らいでいく一方である。しかも国立競技場に関しては、今から建設を始めても2019年のラグビーW杯の開幕戦にはもはや間に合わないとか。同じことがラグビー王国であるニュージーランドやイングランドで起これば、暴動は避けられないであろう。

それはさておき、久しぶりにJリーグの優勝チームが決定する試合が近県でおこなわれることになったので、チャンピオンシップ(以下CS)決勝戦の第2戦を見に行くことにした。それにしても・・・、第1戦終了間際の劇的な展開は、いったい何だったんだろうと今でも思える。特にG大阪#15の最後のスローインは、まったく急ぐ必要のない状況だったのに、なぜあれほど急(せ)いていたのだろうか。G大阪としてはリードして終えるに越したことはなかっただろうが、一人少ない状況になってしまっていた以上、2-2がそれほど悪いスコアだとは思えなかった。にもかかわらず、圧力を増して攻撃に人数をかけてくる相手に、なぜ加担するようなプレーをしたのか甚だ疑問だ。1ステージ制でもCSありの2ステージ制だとしても、リーグの優勝がかかった試合であのような粗末なプレーが終盤に見受けられるようでは、必ずしもリーグ全体(日本のサッカー)のレベルが高いとは思えなくなってくる。そして第2戦を見に行くつもりでいた私としては、第1戦をビジターチームがリードして終えるという、いささかテンションの上がらない状況で第2戦を迎えなければならなくなったことが哀しかった。

そういえば、今回のCSで気になったのがチケットの値段。第2戦のSA指定席のチケットは6,000円だった。普段のリーグ戦と比べて高い値段設定になっていたが、G大阪のホームでおこなわれた第1戦のチケット価格は、リーグ戦と同じ値段設定だったように思う。主催(主管)する試合のチケット料金を決めるのはチームの自由なので文句を言うつもりなどないのだが、通常の試合が3,700円であることを知っているので、さすがに足元を見ているなぁと思う。ちなみに、たしか11年前におこなわれたCS第2戦(浦和v横浜FM)を見に埼玉スタジアムへ行ったが、チケット料金はバックスタンド2階席のSC指定席が2,500円でリーグ戦のときと同じ価格だったはず。当時はインターネットもなく、1時間20分ほど公衆電話からダイヤルしてチケットを予約したことを今でも覚えている。

チケット料金とあわせて気になったのが第1戦翌日の報道。“広島、先勝”とか“劇的逆転勝ち”などと見出しが躍っていた。2試合の合計で争うこの決勝戦においては、第1戦の90分をリードして終わっただけではまだ勝敗は決していないのに、先勝というのは違和感を禁じえない。第2戦に向けて優位に立ったとは言えるだろうが、(2試合の合計で)勝ったわけでもないのにまるでこの1試合で優勝が決まったかの錯覚を覚えさせるような活字を見せつけられると、日本のサッカーの報道はまだサッカーの本質を理解していないのではないかと思わされる。これは人それぞれの感じ方の違いなんだろうけど。

さて現場で第2戦を見たことについて書き綴ってみる。さすがに優勝決定の試合だけあって、現場には多くの報道関係者が記者席に来ていた。テレビで見たことのある方や、記事を読んだりしたことのあるライターの方も座っておられたようにお見受けしたが・・・、まぁ敢えてこの場にお名前を出さないことにしておこう。そしてこの日の私の席はメインスタンドの前から2列目。いつもと違って、いささか全体を見渡しにくい席からの観戦となった。しかし試合開始前からスタンドを埋めつくしていた両チームのサポーターが醸しだす雰囲気が素晴らしかった。

試合は2点差以上での勝利が必要となったG大阪が、前半開始から人数をかけて試合を支配する。#7や#39を見て浮かれたくもなるが、全体を幅広く見渡すと右サイドから#13がよく攻撃にからんでくる。序盤から押し込むG大阪にはたびたびセットプレーのチャンスが訪れ、そのたびに広島がはね返していたが、前半の25分過ぎに右CKを#15が右足でゴールに押し込んでG大阪が0-1とした。私が望んでいた唯一の展開となって2試合合計3-3、次のG大阪がゴールを挙げると逆転できる。G大阪はさらに前線に圧力をかけるが、さすがに攻め疲れもあって徐々に間延びが生じ、そこを突いて広島もカウンターから反撃する。カウンター気味に攻撃の機会を得た広島の放ったシュートがG大阪ゴールのサイドネットを揺らしたが、惜しくもゴールの外側。次のゴールを挙げたほうが有利になる展開のまま、前半は0-1で折り返した。

後半も開始からG大阪が攻め込む。連戦の疲れもあろうが、球際への一歩がG大阪のほうが少し早いと感じる。G大阪としてはこの勢いが持続するうちに次の1点を挙げてしまいたいところだったが、なかなかゴールに到らない。やがて時間の経過とともにG大阪の運動量が落ちてきたのか、広島が攻め込む機会も多くなる。ところが広島は相手ゴールまで迫っても、緊迫した展開の影響かやや攻めが消極的でシュートまで到らない。チーム全体がややナーバスになっていると感じた。しかし広島はぎこちない攻撃が何度かくりかえされた後、途中出場した選手を中心にして右サイドを攻め上がり、放り込まれたクロスを#28が頭で押し込んで1-1の同点に追いついた。

こうなると再び2点が必要となるG大阪は、前線へ長いボールを放り込みはじめる。正直なところ1-1となった段階で勝負の行方はほぼ決したと思ったし、サッカーの持つエンターテイメント性も失われるだろうと思った。残った時間、G大阪はひたすらボールを放り込み、余裕の出た広島がそのたびにはね返してタイムアップの笛を聞いた。年間を通して安定した強さを持っていた広島が、一発勝負で求められる勝負強さも持ちえていることを示したCSの2試合だった。年間勝ち点の値が結果にそのまま反映され、正義が守られたことに胸をなで下ろしたというのが正直な感想である。

それにしても、この試合のとある場面で、カウンター攻撃のときにダッシュをした主審のスピードは速かった。試合全体を見るとプレーを流していることが多いように感じたが、判定を下すときの主審の位置取りは素晴らしいと感じた。ナイスレフリーである。そして試合後に広島#11が語っていたようだが、このCSというシステムについての議論が必要だと思っている選手もいるようだ。この不自然かつ不完全なリーグ優勝の決定方式は、撤廃もしくは再構築が必要だと思う。(観衆36,609人、主審:西村雄一)

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by akira-takeuchi | 2015-12-07 20:22 | サッカー

J1J2入れ替え戦第2戦・サンフレッチェ広島v京都サンガ

まさに、決戦という言葉がふさわしい試合でした。両チームのサポーター、特に京都から駆けつけた多数のサポーターには敬意を表したいと思います。そして自分の住む街にサッカーチームが存在する広島と京都のサポーターのことを羨ましく思いました。私は世界のどこでも常に傍観者という立場を貫いてきましたが、今日ばかりは傍観者として参加することしか出来ない自分の身を少し寂しく思いました。それほど今日のビッグアーチの雰囲気は素晴らしかったです。結果として1点も入らないままタイムアップを迎えましたが、0-0であっても見ごたえのある試合というのは存在するものです。それはもちろん、0-0であっても勝敗が決する状況(第1戦:京都2-1広島)で試合がおこなわれたからですが。

試合の前半は、圧倒的に広島が攻撃しました。私はメインスタンドのアウェイサポーター側付近でこの試合を見ていました。本当に試合がハーフコートでおこなわれているようでした。第1戦の試合の結果をふまえると、広島が1点先制すれば形勢は180度逆転します。広島は右サイドの駒野を中心に、攻撃を組み立てようとする意志が感じられました。この試合における駒野の動きは群を抜いていました。おそらく来シーズンの移籍は必至でしょう。しかしあれほどチャンスを作りながら、シュートが枠に飛びませんでした。京都はほとんどの時間を自陣で過ごしました。前半終了間際にパウリーニョがGKと1対1になりかけましたが、GK下田がうまくセーブしました。このあたりを見るとまだ広島にも運が残っていたので、試合の後半はさらにヒートアップしました。

試合の後半は、広島が選手を入れ替えてきました。第1戦と同様に、左サイドの服部を李漢宰と交代させて右サイドにいれ、駒野を左サイドに移動させました。この交代は第1戦でも見られました。さすがに同じ作戦を2試合続けたら、相手もうまく対応してくるのではないかと思います。帰宅して録画しておいた映像をよく観察しましたが、やはり京都は後半からDFを4人気味にしていたようです。そして後半、京都はアンドレを入れて攻撃を試みる姿勢を見せてきました。試合の後半には、京都にも惜しいチャンスが何度もありました。後半は内容がほとんど互角という印象でしたが、ポストやバーに嫌われるシュートが両チームにあって、ゴールネットを揺らすことはないままタイムアップの笛を聞きました。

この試合に関して疑問に思うことが、いくつかあります。まず交代を命じられたウェズレイは、ベンチへ戻らずピッチから直接ロッカールームへ引き上げていったことです。たしか第1戦の後半途中でも、ウェズレイは同じようにロッカーへ直接引き上げていったと思います。このあたりの様子を見ると、ウェズレイは監督さんとの折り合いが悪いのではないかと勘ぐってしまいます。それと広島は、最低1点を挙げることが残留への絶対条件でした。どうしても1点を取りたいという状況に置かれることを想定していたと思いますが、交代枠を1人残したままでタイムアップを迎えました。広島には故障者が何人かいたのでベストな選手を起用できたかどうかは分かりませんが、この試合に関してベストな選択をしたかどうかは疑問に思いました。
そしてこの試合のチケットは大人1000円、学生100円でした。横川駅、新井口駅からのシャトルバスも無料でした。その甲斐あってか、この試合の観衆はいつもの倍以上の23162人でした。チケット代をシーズン途中で安くすることはレギュレーション上できないのかもしれません。でも、広島市内からはるか遠いビッグアーチまでのシャトルバスを無料にするような施策は、県や市と協力すればもっと早いうちにできたのではないかと思います。もっといろいろな方法でビッグアーチへの観衆を増やす手を打っていれば、メンバーのそろっている広島が入れ替え戦にまわる事態は回避できたと思うのは考えすぎでしょうか。

私はJ2に所属する別のチーム(ベガルタ仙台)をひいきにしていますので、どうしても広島と京都がベガルタと対戦するとしたら、という視点で試合を見てしまいます。個人的な事情だけで語ると、広島へ行くのも京都へ行くのも距離的にはほとんど同じです。ですので今日の試合は、どちらに肩入れすることもなく公平に試合を見ていました。ただ、ひとつだけ思ったのは、京都はJ2の代表としてJ1のチームと試合をしているのだということです。その京都に11月25日、惜しくも0-1で敗れたベガルタは今シーズンもJ2・4位に終わりました。もしこのピッチで試合をしているのがベガルタだったら・・・と、どうしても考えてしまいました。

思い起こせば、昨年で3回目だった入れ替え戦でJ1昇格を決めたヴィッセル神戸が、J2の上位はJ1の下位と遜色ないことを証明してくれたと思っています。それでも私は、昨年の神戸の昇格には運も手伝ったと思っていました。しかし今日の京都の試合内容が、その考えを変えてくれたと思います。個の能力ではJ1には及びませんが、それでも互角以上に戦う力がJ2の上位チームにはあることを確信しました。来シーズン、ベガルタがJ2の3位になれば、昇格の可能性は大きく開けるのだと思います。もちろん、サンフレッチェ、セレッソ、アビスパなど、ライバルは多いので簡単ではないことも分かっていますが。

入れ替え戦は決着が付く以上、試合後に明暗が分かれるのは仕方のないことです。高校野球でそのようなシーンは何百回も見せつけられていますが、サッカーでこうもくっきりと明暗が分かれたシーンを見たのは初めてのように思います。でもこれがサッカーという人々の営みの終焉ではないことを、私たちは知っています。サンフレッチェも、おそらく1年か2年でJ1に復帰する可能性は高いでしょう。地元の出来事としてJ1昇格やJ2降格といった知らせを聞ける日が、早くファジアーノ岡山にも来てほしいと願っています。

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by akira-takeuchi | 2007-12-09 13:19 | サッカー

J1J2入れ替え戦第1戦・京都v広島

今日は西京極へ遠征して現場で入れ替え戦を見たいと画策していたが、寒さやその他の諸事情のため自宅にてテレビ観戦することにした。現場で見るのとテレビとでは印象も違うだろうが、ざっと映像を見るにつけ京都の攻撃が光っていたように思う。中盤での運動量は京都が上回っていたという印象で、前半だけで2-0とリードした。後半にも京都は何度かチャンスがあったが、クロスバーやポストに嫌われたり相手GKにナイスセーブされたりして決め切れなかった。往々にして、サッカーというのはチャンスを逃したあとでつけが回ってくる。広島はFW佐藤寿人のスピードを生かした突破から、後半終了間際に1点を返した。2-0となったあとで広島はかなり前がかりになって攻撃したが、最後にその攻撃が実ったという感じだ。試合は結局、2-1でタイムアップ。2-1というスコア以上に京都のほうがいい内容だったが、終了間際の1点で広島にもJ1残留の可能性が大きく残った。ほぼイーブンといえる。勝負のかかる第2戦、現場でどのような展開になるのか見届けて来たい。
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by akira-takeuchi | 2007-12-05 21:13 | サッカー