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J1第14節・ヴィッセル神戸vベガルタ仙台

たまたまネットオークションでいいチケットを2枚落札することに成功したので、妻と神戸の街へ試合を見に行ってきた。今回のチケットはプレミアムソシオクラブといって、座席がメインスタンドのど真ん中の席。さらに軽い食事とドリンクがついていて、試合後には一部選手も加わってパーティがおこなわれるという。ドレスコードがあり“スマートカジュアルでお越しください”と書かれてあったので、少し敷居の高さを感じながら(笑)神戸へと向かった。家を出るころは雨があがって少し蒸した感じだったが、試合の始まる夕方には気温が下がり涼しくなってきた。

試合の前半は、仙台が圧倒的に支配した。ともに好調なチームどうしの対戦だったため、ほぼ互角の展開を予想していただけに、前半の45分間には驚愕した。仙台の守備がとにかく相変わらず素早いことには驚きの念を禁じえない。少々悪い形でボールを失っても、3~4人の選手で相手を囲い込んでボールを奪い返す。神戸の攻撃の選手が何人か出場していないことを除いても(#13が累積警告で不出場)、さすがに前半のこの出来は想像できなかった。これからの暑い時期に同じサッカーを継続できるかどうかは分からないが、ここまでのリーグ戦で仙台が上位につけているのも理解できる。神戸にはほとんど攻撃する機会がなく、前半の20分過ぎに左サイドから仙台#6が上げたクロスに#24が頭で合わせて0-1で折り返した。

神戸は後半開始から#10、#11を交代出場させて得点を狙いにくる。この選手交代は、誰にでもある程度は想像できていたことだ。逆に言うと前半のビハインドが1点だけであれば、神戸としては後半で挽回できると踏んでいたのかもしれない。案の定後半になると試合の趣きは一変し、互角の攻防が展開される。神戸が押し込み、仙台がカウンターで応酬する展開になった。時間の経過とともに神戸がゴール前まで迫る回数が多くなり、クロスを入れる回数が増えてきたのだが、ゴールを陥れることができない。後半30分を過ぎるあたりから完全に神戸が押し気味の展開となり、終了間際に左サイドでボールを受けた神戸#21がドリブルして中に切れ込んで右足のシュートを放つと、仙台ゴールの右隅に決まって1-1とした。残り少ないロスタイムも神戸が押し込んだが、勝ち越しゴールは決まらないままタイムアップ。

後半の神戸には、ペナルティエリア内で#21が倒されたもののノーファウルだったり、ゴールラインを割ったとも思えたヘディングシュートが(#19)ノーゴールと判定されたり、微妙な判定が多くそれに伴ってブーイングも多かった。しかし私の位置から見るかぎり、#21が倒されたシーンは仙台#5(?)の足が完全に先にボールに入っていたのでファウルを取ることはできないプレーのように思えた。ヘディングシュートのときは副審がコーナーフラッグのところにいたので、じっと同じ場所に立ち続けているのを目視確認してノーゴールだったのだと判断した(副審はゴールが決まった場合ハーフウェイラインのほうに走ることになっている)。この2つのプレーについては、特段問題になるような判定ではなかったはず。しかし試合を通して見た場合、今回も今村義朗の判定は仙台に偏っていたと感じる人は多かったことだろう。今村は先月おこなわれたC大阪v仙台の笛も吹いており、試合後にセレッソサポーターにブーイングを受けていたことを、ヴィッセルサポーターは知っておいたほうがよかったのかもしれない。

仙台は終了間際の失点で同点に追いつかれたが、後半にカウンターから迎えた好機で追加点を挙げて2点差としていれば結果は変わっていたかもしれない。同点となったシーンでは神戸#21をサイドで完全にフリーにしていたが、仙台にとって後半の残り時間が少なくなった時間帯でのスタミナが、リーグ戦で上位をキープする上での課題といえよう。最後になるが、試合前にベガルタ仙台コールをしてくださったヴィッセルサポーターの皆様には、この場を借りて深くお礼申し上げます。また試合後のパーティーで快く写真撮影とサインに応じてくださった神戸#7、#25、#32、#28の4名の選手の皆様にもお礼申し上げます。今後ともけがに気をつけて、益々ご活躍なさるよう岡山の地よりお祈りいたしております。

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by akira-takeuchi | 2011-06-18 23:04 | サッカー
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