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高校ラグビー決勝・桐蔭学園v伏見工

まことに不本意なことに、今日の高校ラグビー決勝戦は自宅でテレビ観戦。しかし中継の解説は平尾誠二。現場で見るのと違って、テレビ観戦する楽しさも感じることができてよかった。
今日の花園は、準決勝の日と同様に風が強かったようだ。あの風なら、風上に立った前半に15点のリードが勝負の境目と思っていた。しかし試合前のじゃんけんで勝って前半に風上に立った伏見工は、前半だけで24点の差をつけてしまった(24-0)。実質的にこの段階で、ほとんど試合の行方は決していたと言える。
対する桐蔭学園も、つけ入るチャンスがまったくなかったわけではない。前半の伏見工はラインアウトがうまくいっておらず、何度かマイボールを失っていた。さらに桐蔭はいい形でバックスに展開してチャンスを迎えたが、前半だけで3回もノットリリースザボールの反則を取られてしまった。密集の中での反則なので、その判定がいかなるものであったのかは知る由もないのだが・・・。
そして桐蔭として悔やまれるのは、前半終了間際に許したPGとそのあとのトライ(ゴール)。これさえなければ前半を14-0で終えることができていたわけで、14点差なら風上に立つ後半に挽回するチャンスは十分にあったはずだ。
試合中に平尾誠二が、桐蔭にはややツキがないという意味のことを言っていた。ツキだけのせいで試合の展開を片づけてしまうのは選手たちに気の毒なように思うのだが、たしかに微妙な判定ややや運のないプレーがいくつかあって、結果的に大差の試合になってしまったことが残念に思われる。後半終了間際に桐蔭が挙げた、ゴール前ラインアウト→クリーンキャッチ→モールを押し込む→そのままトライ、のプレーがあまりに見事だっただけに、重量FWを生かしたプレーを桐蔭がもう少し早く見せていれば・・・と悔やまれる。
最終スコアは36-12(5T4G1PG-2T1G)、スコアほどの実力差はなかったと思うのだが、バックスの機動力というチームの特徴を決勝戦でも生かしきった伏見工に栄冠は輝いた。優勝した伏見工の皆さん、おめでとう。『信は力なり』。
by akira-takeuchi | 2006-01-07 15:43 | ラグビー
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