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J2第4節・ヴィッセル神戸v水戸ホーリーホック

ワールドカップ開催時をはじめ、神戸ウィングスタジアムへはたびたび観戦に訪れている。ピッチとスタンドが近いこのスタジアムは、私のお気に入りだからだ。しかしヴィッセルがJ2に降格したとはいえ、ウィングスタジアムにわずか3764人の観衆とはちょっとショックだった。

試合は開始早々に神戸が三浦のFKで先制、その後もそつなく加点して終わってみれば4-0の圧勝という試合。試合開始から10分ほどの間に、三浦のいる神戸に自陣ゴール前で2度もFKを与えるのは自殺行為同然だろう。J2の多くのチームが得点力不足に悩んでいるが、フリーキックという飛び道具を持つ神戸はリーグ戦を優位に戦うことになるのかもしれない。神戸の選手で目にとまったのは、右サイドで精力的に動いていた#7(朴康造)だった。ただ神戸は、個人の能力だけで突破を図ることができたわけでも、圧倒的に中盤を支配できたわけでもない。パスワークで相手DFを完全に崩しきったわけでもない。今シーズンのJ2は、各チームの力が相当に接近していることの証だと思う。

そんなわけで、神戸が1点を先制したあとはほぼ互角の展開。水戸はDFラインから両サイドへ大きく展開したり、前線の#9(アンデルソン)へロングボールを供給して攻撃を試みる。シンプルだが戦い方がはっきりしており、チームとしてのコンセプトを感じ取ることができた。惜しむらくは、神戸よりも得点力がごくわずか劣っていたことだ。ほとんど同じ数のチャンスをつくりながら、決定力がやや足らなかったことが悔やまれる。いずれにしても水戸の#9は、高さを生かすこともできるしボールをキープして攻撃の起点になることもできる。アンデルソンを生かすことができるかどうかが水戸の攻撃の生命線だろう。

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by akira-takeuchi | 2006-03-22 23:22 | サッカー
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