長く高校野球を観戦している私には、現場(甲子園球場)で立ち会ったらこの世界から身を引こうと決めている試合がある。
1.ノーヒットノーランの試合 2.春夏連覇達成の試合 3.引き分け再試合(延長18回) こんなことを決めているのは、98年夏に横浜高校が無安打無得点試合で春夏連覇を達成した試合を見逃してしまったからである。ついでに言うと、同じ大会の準々決勝・PL学園v横浜(延長17回)も見逃しているからである。いずれの試合も甲子園球場へ行くことができたのに行かなかっただけに、後悔は大きい。そんなわけで、高校野球の歴史に残る試合を見ることができればあきらめもつくかな・・・なんて思いながら、いつも甲子園球場へ向かっている。 ところがこの4年ほど、このような試合があったにもかかわらずどうしても現場で立ちあうことができない。まずは2003年春、準々決勝・花咲徳栄v東洋大姫路の延長15回引き分け再試合。私はこの前の日まで、3日連続で甲子園球場へ行っていたのに・・・。 つづいて2004年春、1回戦・東北v熊本工。東北高校のダルビッシュが無安打無得点を達成したが、私の予定はその翌日から甲子園へ行くことになっていた。さらに同じ年の2004年夏、決勝戦・済美v駒大苫小牧。この試合に済美の春夏連覇がかかっており、私は足を震わせながら甲子園球場へ向かったが結果はご存じのとおり。 さらに私が昨年現場で見た、春2回戦・駒大苫小牧v神戸国際大付と夏1回戦・聖光学院v佐賀商の試合。この2試合はピッチャーが好投し、8回まで無安打に抑えていた。にもかかわらず、いずれの試合でも9回裏に安打を許してしまって結果的には1安打完封。 そして今日もまた、関西v早稲田実が延長15回引き分け再試合となってしまった。どうやら私が高校野球の世界から身を引くことになる日は、まだまだ遠いということだ。ただ延長15回で引き分け再試合ってのは、18回じゃないから認めたくない気持ちもあるのだが。 明日の甲子園も4試合が開催され、しかも兵庫県南部はくもり時々雨の予報。春の冷たい雨に打たれながら、さらに修行を積むしかないということか。春のナイターは非常に冷え込む。それにしても今日の第4試合開始予定は6:10かよ・・・、これまで見たなかで最も遅い開始予定時刻のような気がする。寒そう。観衆も少なさそうだし・・・。
by akira-takeuchi
| 2006-03-29 18:40
| 高校野球
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