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高校サッカー岡山県決勝・作陽v玉野光南

今日は諸事情あって、自宅にて高校サッカーの岡山県決勝戦をテレビ観戦した(後半開始から)。ちなみに今日は、美作で高校ラグビーの準決勝もおこなわれている。以前であればサッカーとラグビーのどちらかを見に出向いていたと思うが、さすがに2日続けて出かけることが難しい今の状況では、お茶の間でのテレビ観戦もやむなしだろう。

テレビで見ているだけではすべてを語ることは難しいが、一言で印象を語るなら展開が速くて大きいサッカーだった。攻守の切り替えが早く、選手の動き出しが早いように思える。きのうのファジアーノ岡山の試合の残像が残る私の目には、テレビからの映像が非常に新鮮なものに思えた。作陽の選手も玉野光南も、GKへのバックパスには必ず誰かが詰めていたし、ゴールライン付近では身体を張ってボールにチャレンジする。負けたら終わりという意識が働いていることは抜きにしても、忠実にプレーしていると感じさせられた。

今サッカーを見ていて、前に見たサッカーの残像が頭に浮かぶということは、前に見たサッカーの正体が浮き彫りになっているということである。10年あまり前、きのうはオランダで、今日はフランスで、そして明日はドイツでサッカーを連続観戦したとき、頭には残像ばかりが迫ってきた。その残像こそが客観的な比較なのだと杉山茂樹氏は語っている。

そう考えていくと、きのうのファジアーノ岡山はまったく身体を張っていなかったし、まともな展開は少なかったということなのだろう。きのうのJFLより今日の岡山県大会の決勝戦のほうが、見ていて楽しいサッカーだった。選手全体のパフォーマンスが優れていたと思うし、映像を通してでも両チームから勝ちたいという気持ちが伝わってきた。同じような天候、同じような気温でおこなわれた試合であることを考えると、きのうではなくて今日桃太郎スタジアムへ行っていたほうが楽しかったと思うのは私だけだろうか。

試合は1-1で迎えた後半35分過ぎに、作陽が相手のクリアボールをかっさらって素早くシュートにつなげ、これが勝ち越しゴールにつながった。光南のDFにはやや悔いの残るプレーだったと思うが、シュートまでに至る過程が速かったので作陽のシュートを放った選手を誉めたいところだ。岡山県代表として、今年も作陽にはがんばってほしいと思うし、玉野光南の後輩諸君の来年の活躍にも期待したいと思う。
by akira-takeuchi | 2008-11-09 14:57 | サッカー
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